念願の! / ザ・マジックアワー
2021/05/03
マジックアワー・・・「太陽は沈み切っていながら、まだ辺りが残光に照らされているほんのわずかな、しかし最も美しい時間帯」を指す写真・映画用語。転じて、本作では「誰にでもある『人生で最も輝く瞬間』」を意味する。
三谷幸喜作品が好き! と話していたら、友達からお勧めしてもらった作品。ネトフリで発見したので、観ました! 念願…☺️
村田(佐藤浩市さん)の「脂っこい演技」と天塩紹介のボス・天塩(西田敏行さん)の醸し出す常にピンと張り詰めていながらも、時折ふっと力が抜けてしまうような不思議な緊張感が、ぴったりと噛み合っていて面白かったです。
個人的ハイライトはここですね。
ナイフを舐めるこの表情がたまらない。3回くらい? 同じ場面を一人で演ってたけど、毎回しつこいくらいの「脂っこい演技」最高でした。
現実の厳しさに苛立ちながらも、いつまでも少年のように憧れを語る村田はなんだか愛おしくなっちゃいます。夢が叶った、そして何かを悟ったような顔をしていた映画館での場面が印象的でした。
ラストシーンのデラ富樫との対峙の際の、派手な演出は見応えがありました!
「誰にでもある『人生で最も輝く瞬間』」
この言葉がピタリとハマるキャラクターたち、素敵でした。
佐藤浩市さんはもっとハードな役でばかり拝見していたので、コメディアンな一面を知ることができて楽しかったです。
なつ。
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