才能は孤独や悲しみに寄り添ってくれない

美容室でスマートフォンをいじっていて知った、俳優 三浦春馬さんの訃報。

芸能人には然程詳しくないのだが、三浦春馬さんと言えば、二点思い出すことがある。

一つ目は、舞台『キンキーブーツ』の動画。
なにかのきっかけで彼の歌唱動画を見た。
三浦春馬さんの歌唱する華やかでしなやかで、そして力強い姿と才能に感動してその後何度かその動画を見ることがあった。

二つ目は『YOUはなにしに日本へ?』で、三浦春馬さんを大好きになったことがきっかけで日本語を勉強し日本に来た仲良しのロシア人の女の子2人のこと。
彼女たちが(確か)2度目にこの番組に出た時、三浦春馬さんがサプライズ登場する場面があった。
三浦春馬さんは2人に気さくに接しており、印象的だった。
また、三浦春馬さんの魅力は海をも超え日本語を学ぶきっかけにすらなるのだということに、少なからず彼へ尊敬の念を抱いた。

30歳だったらしい。
NHKの、JUJUさんと古今東西の「もの」を扱う番組に出ているのも見かけたことがあった。
一般人から見たら仕事は順調に見えたし、魅力もあり何より才能に溢れていた。

前に書いたエイミー・ワインハウスの死にも共通して言えること。

才能は、その人の孤独や悲しみには決して寄り添ってはくれないと言うこと。

悲しい事実であるし、三浦春馬さんの死の真相はまだわかる段階でも無いし、今後我々が詮索するべきことではない。

才能ある俳優を亡くした時、惜しい人を亡くしたと思ってしまう。私もそのうちの一人だ。

しかし、才能の有無に関わらず皆一人の人間であり、悲しくも死の前には平等なのだと自戒を込めて思う。

鎮魂という言葉がある。

どうか、彼の魂が安らかでありますように。
そして、彼を愛する人々の魂が穏やかになる日が訪れますように。

徒に人の死に言及すべきではないのかもしれないのですが、少なからず衝撃を受けたため書かせていただきました。
かなり纏っていませんが。

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