番外編 ストレスによるダメージからの復活
自宅で相対しての老老介護生活はなかなかにヘビーだ。老老介護と入っても一人で留守番ができる気力と体力があるので、まだまだ本当の意味での介護ではないのだろうが。
さて、老いてくると、例えば老眼で文字が見にくくなるというケースなら、新聞が読みにくいだけではなくテレビのスーパーも見にくくなる。若い方がPCの画面で作業されているのが良く分かるのが 黄色ベタ・赤ベタの座布団に白文字スミ黒縁や文字にシャドーをつけるなどがある。でかい画面で作業してるんだろーなー、実際の画面゛見てみろやと画面に文句を言うが「よく読めない」と都度スーパーを読み上げる立場からすれば、スミ文字にしてよと思う。またやたらとBGM/SEを多用し過ぎで、ありとあらゆる音がしっかり耳に入ってくる私にとってはアナウンサーの声だけの天気予報の方がよほど聞きやすい。テレビの前で座ってニュースや天気予報を見ている割合は少なくほとんどの方が何かをしながらの視聴ではないだろうか。
また老いてくると睡眠が浅くなる。日中うたた寝をしてしまうから夜に眠れないというのもあるだろうが、個人的には夜行性動物に襲われないために夜は神経が敏感になるDNAスイッチが入るからではないかと思っている。
睡眠が浅くなりふと目を覚ましトイレに立つ、その親の音で当方も目覚め結果慢性の睡眠不足に陥った。とにかく眠いという状態が続いていた。
季節が変わり、かかりつけ医に伺った際に気温が低くなってきて朝の血圧が高めになってきたと相談し、薬を変えてみた。
この薬を変えるのがまた一難儀で、「薬が違う」が始まる。いやいや、そんなに注意深く普段物事を見ていないのに何故に薬はあの小ささなのに形が見えるのか・・・2.3日この「お薬変わりましたよ」攻防は続いた。
その薬であるが、飲むと眠くなるとの注意通り眠くなるらしく、夜中に起きなくなったという、血圧を下げられた以上にうれしい作用があった。
物音がしないということは当方もしっかりと眠ることができているようで、朝起きていきなりの頭痛が減少、日中の倦怠感もだいぶ減った。
やはり、食べているのに太れない、疲労感が抜けないの原因は睡眠不足、睡眠の質の悪さだったのかと実感している。
一つ屋根の下でご両親とお暮らしの方は知らず知らずのうちにご自身の睡眠の質が低下してはいないか、ぜひ見直してほしい。