自分の番 いのちのバトン
【<自分の番 いのちのバトン>】
父と母で二人 父と母の両親で四人
そのまた両親で八人 こうしてかぞえてゆくと
十代前で 千二十四人 二十代前では ――?
なんと百万人を越すんです
過去無量の いのちのバトンを受けついで
いま ここに 自分の番を生きている
それが あなたのいのちです
れがわたしの いのちです みつを
相田みつお氏のなかでも大好きな詩です。
数えきれない先人 祖先から続くいのちのバトンが受けつがれてきたおかげで、今の自分のいのちがあり その中のたったひとりでも欠けていれば今の自分は存在し得なかったと思うと このことは、とても有り難いことであり、幸せを感じ また、奇跡であるともいえるのではないでしょうか。
そして、自分の”いのち”の大切さ尊さを実感できたならば、同時に他者のいのちも自分とまったく同じくかけがえのない尊重すべき”いのち”であるということに気付くことができます。更には、それらすべてのいのちが、互いに深く関わり合い、支え合い、つながり合っていることがわかります。
最近のニュースや報道を見ていますと、自分のいのち、あるいは他者のいのちを軽視して粗末に扱われているような心が痛む悲しい出来事が多くあります。私達は、あらためてこのいのちの尊さについて、一人ひとりが考え直さなければならないと思います。
そして 是非 他者を思いやることができる日本を 次世代へバトンタッチできるようにしてきた思います!
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