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デザイナーになって2年。未経験デザイナーというのはもう辞めて、デザインの価値を信じて進み続けようと思う。

社会人4年目突入。デザイナーになって3年目が突入しました。当時は未経験のデザイナーです。というふうに話していましたが、もう未経験というのは辞めるよ。デザインってめっちゃ経営にとって重要だし、事業を創る上でもチームを引っ張れるし、最高だよ面白いよ!っていう話をしようと思います。

デザイナーってどんな仕事してるのって方には何か参考になれば幸いです。

デザイナーになった経緯、その後は以下のnoteで割愛。

- デザイナーになった経緯
- 1年後

ユーザーにとっては経験も未経験も関係なくて、アウトプットが全て

これはどの職種にも当てはまることだと思いますが、お客さん、ユーザーさんが目にするものは誰が作ったかなんて文脈は全く関係ありません。そのアウトプットされたものが良いかどうかというだけ。

この商談を担当するのはx年目の人なんですよ、1年目の人なんですよ
だからこの資料を作ったのは、x年目の人なんですよ、1年目の人なんですよ
このUIを作ったのはx年目なんですよ、1年目の人なんですよ。

渉外をするような仕事の場合は、対面で会うため、年次的なものが有利に働くこともありますが、プロダクトに関してはアウトプットからそういった情報は見えない。アウトプットを通じてしか良し悪しは判断できません。

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創り手はそのアウトプットを関係者にとって良いものにすることだけを考える。実力が足りないのであれば、高いクオリティで出せるだけのインプットとアウトプットを繰り返す。

そんな当たり前のことがプレッシャーとなって積み重なる日々でした。
未経験という表現は、アウトプットされたものを使ってくれる人にとってはすごく失礼な表現だなと最近は感じています。なので未経験というのはもう辞めようと思います。

この2年間でデザインの価値をより強く信じるようになった。

デザイナーになった直後はデザイン楽しい!くらいでした。今でも、もちろん楽しいと思っていますが、アウトプットを出す過程は楽しいことばかりじゃないし、むしろ苦しさに向き合うことの方が多いかもしれません。

それでもデザインに向き合うのは好きです。なぜなら、デザインの価値を強く信じてるから。

この2年間いろんな文脈でデザインというものに関わることができて実感したことがあります。

デザインの価値はコラボレーションで如何様にでも変わる。
デザインは人の思考と動きをリードできる。

コラボレーションで如何様にでも変わるデザイン

少し広義の意味でのデザインの話をします。

以前のnoteで事業を創るのは総合格闘技だ。その中でのデザイナーの立ち位置は?と、書いた図ですが、いろんな文脈でデザイナーとして関わる中で、デザイナーがコラボすることで生まれる価値は多様にあるなと感じました。

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この図はいわゆるBTCモデルとも捉えることができ、BTCモデル上ではデザイン要素はイノベーションを起こすハブになりうるとも考えられます。

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インハウスでデザインをしている身として、日常業務レベルでみてみると、デザインはコラボするものによって発揮できる価値が違うし、デザイナーは文脈次第で、できることは無数にあると感じています。だからこそ、デザイナーは楽しい。

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デザイナーができることは事業と組織に関わること、経営に関わること全て。

ありとあらゆるものがデザインだ。
デザインは関係性である。デザインとは形と中身の関係性である

ポールランド・デザインの授業 より
外側から加わる選択圧と内側から出る力の美「張り」の関係の輪郭線を見出すのがデザインである

デザインの輪郭 より

20世紀を代表するグラフィックデザイナーのポール・ランドさんや工業デザイナーの深澤さんが述べているように、デザインは文脈ごとで存在する要素の関係性の中に存在します。

デザイナーができることはたくさんある。

広義のデザインと狭義のデザインの反復しながら事業と組織がどうしたら前進するのか?を常に考え、挑戦し続ける貢献。そこにデザインの価値があると強く信じています。

デザインは人の思考と動きをリードできる

デザインをする中で1つのフローとして行うプロトタイピング。このプロトタイピングはチームメンバーを最初のユーザーにすることができる、デザインの1つの大きな力だなと思っています。

ビジネスの場には正解がありません。創るものが果たして、世の中に受け入れられるのか?フィットするのか?良い体験を生み出せるのか?ビジョンに向かえているのか?など正解のない中でアウトプットを出すのは不安しかありません。

出したもの磨きがなら、アイデアを価値に昇華させるためには、ビジネスの1次情報であるユーザーのフィードバックが必要になってきます。

プロトタイピングは、サービスを世に放つ前、設計していく中で、チームメンバーを最初のユーザーにすることができ、そのフィードバックを中心にサービスは磨き上がっていきます。

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プロトタイピングはチームメンバーを最初のユーザーにすることができる

また、サービスのデザインの最終的なアウトプットになるUIも大きな力だなと思っています。プロトタイプを経てリリースした後、僕らデザインしたものは最終的に、そのインターフェースを通じてユーザーの思考と行動を無意識に形成しています。だからこそデザインは悪い使い方はできないし、責任も重大です。

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デザインは人の思考と行動をリードできる。僕はそんなデザインの価値を信じています。

デザインの力を信じているからもっと仲間が欲しい

こんな感じでデザインってすごいし超楽しいんだよと書いてきましたが、このデザインの力を使って前進させたい会社がアトラエです。

世界中の人々を魅了する会社を創るというビジョンのもといろんなコトにチャレンジしていますが、まだまだ目指す先は遥か先です。

そんな会社を一緒に創りたい。デザインの力でもっと引っ張っていきたいという方はぜひお声がけください。

番宣連続にはなってしまいますが、つい先日、いい意味で思考と行動をリードするサービスをデザインしてリリースしました。カードゲームをしながら、自分のことが客観視できて、一緒にプレイする人の価値観がわかるゲームです。是非チームメイトや家族、恋人いろんな人とプレイしてもらえると嬉しいです。


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Keigo Arakaki / Atrae, Inc.
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