新卒で選考辞退した会社に1年で転職した話
特に今年はコロナの影響もあり、特殊な状況下での転職・就職活動を余儀なくされ、例年以上に不安を抱えている方が多いかと思います。
そこで、今年社会人4年目を迎えた僕自身の体験が誰かのキャリア選択の役に立てばと思い、「就活時に説明会に参加して全然惹かれなかった企業に1年で転職したよ」って話をしようと思います。
就活生の時に誤解していたこと、働いたことがないからこそ見えていなかったものがたくさんあったので、こんな悩み・疑問をを持った人の役に立てればと思います。
絶賛就活中だけど、実際どんな視点で会社を見たら良いの...現実教えて...
入社して1年で辞めるのってどうなの...不安だ...
結論を先にお伝えすると、言いたいことはこれです。
やりたいことではなく、ありたい姿を大事にした上でやりたいことを育む/やりたいことにチャレンジし続けようぜ
人をイキイキさせる手段として事業を創る力を求めた1社目だった
簡単にいうと、スタンス < スキル と思い込んでいた就活生時代。
関わる人をイキイキさせたい。そんな想いが根っこにあって就職活動をしていましたが、想いよりも実現するためのスキルが重要だと当時は考えていました。
学生時代の自身の経験もあり、ビジョンだけでは何も解決できないとを感じ、就職活動で多くの企業の選考に行くも、ビジョンは素敵だけど、そのビジョンで何故その事業、手段、ビジネスモデルを何故選んでいるのか。そこを口にできている企業は多くなく、結局は今やっていることを学生にうまく言っているだけじゃないのか。資本主義の中で生存するために誇りよりも資本を重視しているんじゃないのかという違和感を感じた僕は、1社目で自分がどうありたいのか?という目線ではなく、一番事業を創る力がつきそうな会社はどこか?ベンチャーに行くなら自分がどれくらい打席に立てるか、最良が持てるか?ということを何よりも重視して就職活動をしていました。
当時の僕にはアトラエがよくいるエモめな人材ベンチャーにしか映らず、全く惹かれなかった
事業を創る力が何よりも大事だと思っていたそんな就活時代に、僕は現在働いているアトラエに出会いました。
当時も、今と変わらないスタイルの説明会で、代表の新居が自ら会社の説明を行うものでした。当時の僕は足を運んだ説明会でアトラエに対してこんなことを思いました。(今言ったら馬鹿なんちゃうかって怒られそうw)
ビジネスを加速させる自己実現をしたい人同士のマッチング、人生の起点となりうる転職という機会に対して価値提供を行っているが、これで世の中が変わるのか?世の中の人が一体どれくらいイキイキするのか?結局はちょっとビジョナリーなHR事業をやってる普通の会社じゃないのか。
当時の僕には魅力的に映らずに、アトラエの選考は受けませんでした。
本当に価値のある事業を創ることはスキルじゃどうにもならないと気づいた1社目
事業を創る力を身につける/事業を創る力を知るという軸で以下のようなことを考え、200社以上の会社と接点を持って最終的に納得感を持って1社目は入社しました。
・To B / To Cと幅広い事業を提供しているか
・新規事業がどれくらいの頻度で創出されているのか、その中で事業の黒字化が起きている事業はどれくらい存在するのか
・新卒1年目の段階でどれくらい打席に立てるのか
入社後はSaaSのTo Bサービスの部署でセールスに配属。業務的にはセールス、CS(カスタマーサクセス)的なことを1年間従事しました。
今思い返しても、かなり恵まれた環境だったなと思うのですが、営業だけでない業務や、人事や新規事業の社内ビジネスコンテスト制度の企画、他サービスの責任者の方との会話、他サービスの営業同行などに携わらせてもらう中で気づいたことがありました。
就職活動をしていると、「若いうちから裁量大きいよ!」「若いうちからチャンス与えられるよ!」こういうことを話す企業さんもいらっしゃいますが実際裁量権なんて幻想で、実際に働いみると自分がやりたければ勝手に体が動いています。話は逸れますが、本当に裁量権について知りたかったら、日々どんな意思決定を行い、なぜその意思決定に至ったのか?のwhyの部分を聞いてみるといいかもしれません。
就職活動の時の僕は今思うと表面的な解釈しかできていませんでした笑。働いてみて生じた疑問から僕は2つの答えにたどり着きました。
- 組織創りに力を入れている企業が価値のある事業を創ることができる。
- 顧客にも自分たちにも良い影響を与える関わり方をしないと自分のビジョンは真っ当できないな
少し具体的にお話しすると事業を創るための前提という観点で
価値のある事業を創つづけるためには、組織の土台がしっかりしていないと組織が傾くと事業の成長率は停滞する。ましてや、人をイキイキさせるというビジョンを描くのであれば、自分たちが前提イキイキしていないといけない。
事業を創る関わり方という観点で
ぶっちゃけ、営業はどんなものでも売ろうと思えば売れるかもしれない。でも誇りのないものまで売るのか?それなら自分たちにも良い影響を与えられて、顧客にも良い影響を与えられる、関わる人全員を幸せにできる関わり方が良いのではないか
そんなことを思い元々営業をしていた僕が、デザイナーにジョブチェンジすることを決心しました。
世界を相手に、世の中のルールを相手に人生をかけて戦いたいと思う場所と生き方を見つけた
デザイナーになりたいというきっかけからまずは異動を考えましたが、異動することは叶わず転職を決意。
組織創りに力を入れている企業が価値のある事業を創ることができる
という視点で会社を見た時に改めて見つけたのがアトラエでした。
なぜそこに気づいたのかというと、きっかけは僕が今携わっているwevoxという事業の存在がありました。
これまでずっとモヤモヤしていた、人を本当にイキイキさせるためには、もっと他の要素や価値提供の仕方があるはずだ。という疑問に対しての1つの解がwevoxであり、wevoxを提供しているアトラエでした。
人がイキイキするような価値提供を考える上で就職や転職という点の価値提供だけではなく、働いている期間での線の価値提供をして総合的に人がイキイキできるような体験を提供することが真に大事だと思っていたのですが、Green / yenta / wevoxが揃うことで1つの線に繋がり、なぜアトラエがその事業をしているのかの背景に触れることで見え方が180度変わりました。
自分たちがまずはイキイキできるような大切な人に誇れる組織を作ることが大事であり、その前提の上でどれだけ人の可能性を拡げるか、魅了できる会社にしていくかという挑戦があり、各事業の価値提供がつながっている一貫性のある会社だと思えました。
Greenなんてただの求人系のHR事業だと思っていたらすごくテクノロジードリブンで、労働集約のビジネスモデルの悪い点を解消できるようにしているだけでなく、通常の企業さんが手掛ける人材事業に比べてたらはるかに少ない人数で事業を運営していて、かなり驚きました。
学生時代の自分は働くことに関して知識も足りない上にいかに表面を見て判断していたのかを痛感しました。
そして当時の僕は代表の新居の話しか聞いていませんでしたが、転職を考えたタイミングで当時40人ほどのアトラエの人のうち、中の人10名程に合わせてもらい話を聞く中でびっくりしたことがこれ。
そう。金太郎飴。
話を聞くたびに同じような思想を持った人ばっかり。金太郎飴みたいで逆に気持ち悪いなと笑ってしまったのを覚えています。事業を創る "人" に目を向けると素敵な仲間がたくさんいると直感的に思えました。
実際アトラエがやっていること、掲げていることは普通の会社であれば、そんな甘いこと言って通用するわけない、自分たちが誇れる会社を作るなんて甘いこと言って世の中にインパクトを残せるわけがない、ということを言われるようなビジョンや事業かもしれません。
ただアトラエはそれをちゃんと実行していた。こんな会社があるのかと当時かなり興奮したことを覚えています。
転職して感じたことは、これに尽きます。
僕たちならやれる。僕たちがやる。
転職してもう少しで2年経ちますが、この2年間でわずか50-60人ほどの組織が東証1部に上場し、働きがいのある会社日本1位,アジア5位、シンガポールの国立大学でケーススタディに採用予定など、原理原則に基づき挑戦し続けた結果、成果としてついてきていました。
アトラエの魅力を話してください。と言われたら1日中話せると思います。笑
今回は長くなるので、少しでもアトラエの魅力が伝わりそうなこの記事だけ貼っておきます。
アトラエはアトラエという会社という箱に人が集まっているというよりは、一人一人がどうありたいか?何を成し遂げたいか?という部分で近しい価値観を持った人が必然的に集まった集団だと思っています。何よりも個々の当事者意識、生き方を重んじるから集団としての強さがあるんだろうなと改めて感じています。
世の中の当たり前を当たり前だと思わずに、どうあるべきから考えるアトラエというチームは世界を相手に、世の中のルールを相手にしても自分たちの信念を貫くかっこいいチームだと思っています。
これから就職する人・転職を考えている皆様へ
前職、アトラエで、ありがたいことに面接の場にも立ち会うことがある中で、上記のような失敗談?w成功談?を踏まえ、学生の方や求職者の方に伝えたいこと、参考になりそうなことを伝えるとしたら3点あります。
1. 短期的にやりたいことはかわるから、やりたい事ばかりに囚われるな。人生かけて成し遂げたいことががなければ育もう
短期的にやりたいことは変わっていきます。やりたいことに目を向けすぎると、どうしてもスキルがないと不安になるし、スキルを身につけるために働くことになってしまいがちです。面接の場でもやりたいことは?とよく聞かれることがありますが、ない場合は素直にないと伝えたらいいと思います。やりたいことがないという人もいらっしゃると思いますが焦らなくても大丈夫です。やりたいことがないなら育めばいいです。
2. 育むためには、今やりたいことよりも、人生を通じてどうありたいかを大事に
やりたいことって人生のなかでどんどん変わると思います。人生100年時代と言われる昨今、12万時間以上働くことになれば、やりたいことなんて何回も変わるかもしれません。でもあなたが人生を通じてどうありたいか。
to doではなく to be を見つめたらあまり変わらないのではないでしょうか?
僕の場合 自分の人生を誇れる大人でいたいし、カッコよく生き続けたいという思いは昔から変わりません。
出発点として、どうありたいか?に忠実になると頭でっかちな就職活動ではなく、心のまま動ける就職活動ができるかもしれません。
参考までですが、僕の就職活動時に使っていた恥ずかしい自己紹介プレゼン資料を貼っておきますw。今やってることは全然違いますが、ルーツの想いは全く変わっていません。
3. たかが1社目 されど1社目
人生100年時代と言われる世の中です。1社目を選ぶことって不安かもしれないですが、実際大したことなのだろうなと思っています。違うなら転職をする選択肢だってある。生き方は自由に選ぶことができる。
ただ、この1社目をどう選ぶかをめちゃくちゃ考えることは重要だと思います。何故なら、就職後も自分と向き合う連続だからです。自分のキャリアはこれでいいのか?こんな生き方でいいのか?迷う場面はいくらでも出てくるかもしれません。ただ、この1社目の時に自分に向き合い、自身の特徴や想いや価値観を把握できていることが次の選択をする時に役に立ちます。
僕自身は前職での経験も含めて、後悔は全くないですが、もっと自分自身の声に素直になって、どんな山に誰と登りたいの?という部分に向き合っても良かったのかも?と思いましたw
実際大事なのは今自分がどう動くのか、自分でどんな未来を生み出すのかでしかないので、1社目だからと、気負いすぎずに考えてください。
最後に
今就職活動をしている方、これから始める方、転職を考えている方、僕でお役に立てることがあれば、 Twitter(@dillustxx)にDMください。
アトラエは誰にでも合う会社ではないかもしれません。ただ、世の中を変えたい、誇れる組織で世界中を魅了していくような会社を自らの手で創ってみたい。ビジネスという世界でアスリートのように挑戦したいという人にはかなり面白い会社だと思います。皆様の挑戦お待ちしています。
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