向き不向きの個人差
人には向き不向き、得意不得意がある。そんなことはみんな知っていることかもしれない。でも私はわかっているつもりでいても、日常の中で実は気づいてない人が多いんじゃないかと感じている。
何故なら人は自分を基準に生きていると思うからだ。例えば勉強ができる人にとっては、勉強を始めるまでに20分かかる人のことをさっさと取り掛かればいいのに、と思うかもしれない。
また、人と話すことが好きな人にとっては、人と会うだけで疲れてひとりの時間が、休憩が必要な人の気持ちは理解しにくいだろう。
私はこの話が好きで、心地よくてよく読み返す。他の人には、ぬりえで赤を塗ることの難しさはわからないだろう。ただ、ユウくんにとっては、「あお」以外の色を使うことはほんとうに勇気がいることだったし、大きな挑戦だったのだ。
人に理解をしてもらえない時は、このnoteを思い出す。他の人にとっては、なんでそんな簡単なこと出来ないの?と思うことが、私にとっては難しく感じた時。そんな時にこの話を読むと救われた気分になる。
きっとこれは私だけじゃなくて、他の人にも当てはまる。私が簡単にこなせること。当たり前に誰でも出来ると思うこと。それはある人にとってはとても難しいことだったり、勇気がいる事かもしれない。それはその人がダメなんじゃなくて、物事に対して向き不向きがあるだけなんじゃないかな。
時に、わたしも、人も自分と同じ感覚だろうと知らず知らずのうちに思ってしまうことがある。でも自分が向き不向きの個人差を理解して貰えなくて辛い時があるからこそ、私はこの事を忘れずに人と接したいなあと思った。