Web Designing2022年10月号で「ミス削減&リスクマネジメント」特集を担当しました
8月18日発売のWeb Designing 2022年10月号にて、「Web制作のミス削減とリスクマネジメント」特集を担当しました。
今回は読者の方から寄せられた「ミス体験談」アンケートの結果から始まり、企業の課題解決コンサルタント、プロジェクトマネジメントの専門家、UXの専門家、と幅広く専門家の方の知見に学ぶ内容となりました。読者アンケートにご協力いただいたみなさま、本当にありがとうございました。記事制作にあたり、大変参考になりました。
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リスクマネジメントの手法があることに励まされました
ミスやリスク対策って、考えるだけで気が重いし、胃が痛くなりそうな話だなぁ…と思っていました。企画を立てる段階では。でも、内容を詰めるためにいろいろ調べていくうちに、それって自分が無駄にプレッシャーを受容してしまっていたんじゃないかと気がついたのです。
なんというか、小学校の頃から「ミスした人が責任取れ」「間違えた人が悪い」みたいな空気が割と当たり前じゃありませんでした? 私は大人に怒られることを極度に恐れる子だったので、怒られるような失敗をしないよう、いつもおっかなびっくりで生きてました。大人になってからも「ミス=自分全否定」が長いこと抜けず、プレッシャーのある場所から逃げ続ける人生でした。
最近は歳をとってまあまあ図太くはなってきたのですが、今回、「ミスを組織的に削減するメソッド」「リスクを体系的にマネジメントする手法」などの本を読んでみて、世の中には先人たちが真面目にリスクに対処し積み上げてきた知見がこんなにあるのだと、目から鱗の落ちる思いでした。それはもう、過去も現在も自分とは比べようもないヘビーな仕事を担っている人たちが数限りないミスやリスクと戦っているわけで。
自分のミスとかトラブル対処に悩んでいると世界が自分でいっぱいいっぱいになってしまいがちですけど、科学的・合理的・体系的に対処する術がこんなに確立されているじゃないですか。ミスもリスクもあるのが当然で、人間はそれに対処する術を持っているんですよ。どうにもならないという選択肢も含めて。もちろん、そのまま当てはまらないケースはたくさんあるでしょうけど、学んだ知見は無駄にはならないはずです。巨大なリスクやトラブルへの対応をメソッドとしてまとめ上げてきた先人たちの存在に、励ましすら感じたのでした。
もっと若い時にこれを知っていたら、もう少しミスやリスクとうまく付き合える人生になっていたでしょうか…。まあ変えられない過去はともかく、今日からは「ミスは減らせるもの」「リスクはマネジメントできるもの」と考えて生きていきたいと思います。
メイン特集では、WordPressやECサイトのセキュリティ対策、保守管理、SNS炎上対策など、セキュリティが基礎からわかる内容が充実しています。Webサイトの制作・運用に関わる方はぜひお手に取ってみてください。
あと、「UXリサーチの手法で自分の『ミス行動』に対策」する企画も担当しました。こちらも学ぶところが多かったので、次回改めて振り返ってみたいと思います。
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