なぜ今、世界のビジネスリーダーは東洋思想を学ぶのか(田口佳史氏/著)
著者:田口 佳史(たぐち・よしふみ)1942年東京生まれ。東洋思想研究者。 東洋思想をベースとした仕事論、生き方論の第一人者である。
“老子” ”論語” ”禅”を史上最高のビジネス教養と位置づけ激動する時代を生きのこれ、とのメッセージ。
7つのパラダイムシフト ①機械的数字論から人間的生命論、②結果主義からプロセス主義、③技術・能力偏重から人間性重視、④見える世界、データ主義から見えない世界、直感主義、⑤外側志向から内側志向、⑥細分化・専門家型アプローチから包括的アプローチ、⑦自他分離・主客分離から自他非分離・主客非分離
近代西洋思想、近代西洋文明が世の中の常識や当たり前となっている
東洋思想は、儒教・仏教・道教・禅仏教・振動の5つの思想を指す
東洋道徳・西洋芸(技術) → 西洋と東洋の知の融合 西洋は外側にある対象に向かう。普遍性を重視してモジュール化する。東洋は内側にある対象に向かう。自己の仏性・神的に目覚める
世の中には経済と文明の2つのサイクルがあり、成長・安定・転換の3つのフェーズがある。
リベラルアーツの語源はアルテス・リベラレス。アルテスは技芸・知識・学問を意味し、リベラレスは自由人を表す言葉。当然しておくべき”たしなみ”だがチリ・政治・天文学・物理学・音楽・美術・舞踊など多岐に及んでいた。一番上にあったのは”思想哲学”
”所有”から”シェア”、”モノがない時代”から”モノがある時代”
華厳経 :重々無尽の縁起、つまり世界の全ての存在と現象は、相互の関連して関連して成立している。