記事一覧
カール・ヨハン街の夕べ
ノルウェーといえばエドヴァルド・ムンク。フィヨルド観光の入口でもあるベルゲンの街を訪れた際、ムンクの作品が所蔵されているKODE美術館を訪れた。
エドヴァルド・ムンクは幼い頃に母と姉を立て続けに亡くし、妹が精神の病に倒れた経験から、常に死の不安を意識して育ったと言われている。最も有名な作品の1つである「叫び」は、自分が叫んでいるのではなく、「自然を貫く果てしない叫び」に耳を塞いでいるのだという。
ゴリアテの首を持つダヴィデ
2019年の年末、ウィーンの美術史美術館を訪れた。ハプスブルク家の歴代皇帝のコレクションが展示された世界屈指の美術館であるが、ちょうどそのときに"Caravaggio & Bernini"の特別展が開かれており、常設の絵画に加えて、カラバッジョの絵画(さらにベリーニの彫刻も)を堪能できる幸運に恵まれた。美術史博物館にはカラヴァッジョの作品が3点常設(ロザリオの聖母、茨の冠をかぶったイエス・キリスト
もっとみる