2アマ問題を解く①LC共振回路のリアクタンスの変化
下記のサイトで勉強していきましょうかね。
今日はLC共振回路のリアクタンスの変化。
そもそもリアクタンスとは
交流回路における交流(正弦波)電流の流れにくさを表す量。 エネルギーを消費しない擬似的な抵抗。 インピーダンスの虚数部で、サセプタンスの逆数となる。 交流回路において電流の流れを妨げる要素は、抵抗、インダクタンス(誘導係数)、キャパシタンス(静電容量)の三つである。
さて、第一問
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この問題ね、すみません私、「1」と回答してしまいました。先日作った、オートダイン受信機が、まさにLC並列回路だったかと思うのですが、この受信機、周波数が高くなるほど、ダイヤルを回したときの周波数変化量が指数関数的に大きくなるのですね。そのことを思い出し、「周波数が大きくなるほど変化量が指数関数的に大きいグラフ」ということで、1を選んでしまいました。しかし、答えは、「3」でした。解説は以下。
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ふむふむ。並列共振回路は、共振周波数でインピダンスが高くなる。
インピーダンスとは交流回路における電圧と電流の比であり、電流の流れにくさを表す指標です。 インピーダンスは複素平面のベクトル量で表示され、虚数軸のリアクタンスと実数軸の抵抗(レジスタンス)成分で表されます。 電流が直流の場合、抵抗成分のみとなり、オームの法則で表されるV=IRで表されます。
RFプローブを当てた時にメーターが大きく触れる、とかディップメーターでメーターがストンと落ちるとか、この現象を利用しているのかな、とちょっと思っています。となると、オートダイン受信機の、周波数変化量は、この「リアクタンス」とは、まったく関係が無さそうですね。抵抗値ですものね。大変失礼致しました。
ここではこのグラフの形と、解説のポイントだけ抑えておきましょうか。では、次の問題。
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直列のLC回路です。ひょっとして、オートダイン受信機、こっちなのかな・・・気になりすぎて、ラジオと電子回路のPDF版も購入してしまいました。
並列・・・なのだと思います。こんな感じになってました。アースに対して並列になっているので、並列。(※違ったらご指摘ください)
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こちら答えが「2」だそうです。
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ということです。なるほど。
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ふむふむ。コイルとコンデンサを直列につないだ時、周波数が低い時には、コンデンサの容量性リアクタンス(抵抗)は大きい。容量性リアクタンスの位相はマイナスなので、周波数が低くなればなるほど、大きくマイナスになる。逆に、周波数が高くなると、コイルの誘導性リアクタンスは大きくなる。誘導性リアクタンスはプラスの位相なので、周波数が高くなるほど、グラフはプラス(正の方向)に大きくなる。よって、2のグラフになる。
こういうのは、実際にコイルとコンデンサ使って実験してみたいですね。
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