反らす動きで痛みが生じる椎間関節性腰痛とは?
一般的な慢性腰痛の多くは
•椎間関節性
•筋筋膜性
•椎間板性
•仙腸関節性
の4種類に分類されます、
それぞれ対処法は異なりますが
セルフケアなしに改善はないです。
まずは痛みのリリースを行い、
治ったら再発予防の運動がおススメ。
不意の動作によって腰椎周辺に炎症が起こる「椎間関節性腰痛」について解説。
椎間関節性腰痛とは?
反らす動きで腰椎への負荷が増す
腰を後ろに反らす、
または反らしながら捻ったときに痛みを感じる人は椎間関節性腰痛の可能性が高い。
患部の多くは腰椎4番、5番周辺。
硬くなった腹部の筋肉を緩め、不意な動きに対処できる体幹が必要。
背骨=脊柱を構成しているのは
24個の「椎骨」と呼ばれる骨。
その椎骨同士を連結させているのが
脊柱の後ろ側にある椎間関節(ついかんかんせつ)。で、
この椎間関節の周囲には
痛みのセンサーの侵害受容器や
痛みを伝える神経線維が
豊富に存在しています。
ただ立っているだけでも
脊柱の下部、腰椎には負担がかかります。
とくに上から数えて4番、5番の腰椎は負荷を受け続けている部位。
さらにスポーツで過度な刺激を与えたり、重いものを持ったり、
不意の動作で負荷がかかると椎間関節が炎症を起こし、
侵害受容器がそれをキャッチして腰痛が発症する。
腰を斜め後ろに反らすと痛みが生じるのがこのタイプの腰痛の特徴。
仰向けより横向きの丸まった姿勢で寝るのが好き!
という人は椎間関節に負担がかかっている可能性あり。
レッドフラッグに該当する場合には
すぐに医療機関へ
※レッドフラッグ=危険信号。腫瘍、感染、骨折など見逃せない重篤な疾患のサインのこと。
まずは危険信号の有無を確認することが腰痛の診断手順の第一歩となります。
下のチェック項目にひとつでも当てはまったら整形外科を受診がおススメ。
•HIV陽性者である。
•食生活が不規則で偏食、または少食だ。
•ダイエットしていないのに体重が減ってきた。
•脚の痺れなどの症状がある。
•背骨が曲がるなどカラダが変形している。
•熱がある。
•発症年齢が20歳未満、または55歳以上。
•寝ているときやじっとしていても、絶え間なく痛みがある。
•胸の痛みを伴っている。
•がんの病歴がある。
•長年ステロイド剤を利用している。