ベトナムハティン省フオンケー県ハーリン村のゴマ栽培について
ベトナム首都ハノイから車で南へ8時間くらいの距離に、ベトナム中部ハティン省フオンケー県ハーリン村でゴマを栽培している地域がある。
ベトナムのハーティン省に代表されるベトナム中部の水田地域は、毎年、年中、たくさんの自然災害の洪水や台風がやって来る。また、極端な気候による干ばつにも年中、悩まされる地域も多くある。ベトナム人の誰もが知っている悲壮的な地域でもある。
ハーリン村では、現在の乾季の干ばつと淡水の不足に対処するために、農民たちは、水を節約し、村人たちの水の使用に注意しながら、かつ、収入を増やしながら、水をあまり使わない作物を使って、米を灌漑(かんがい)するという生産構造の変革を成し遂げた。
" 灌漑(かんがい)とは、河川や地下水、湖などから水を引き、農業物を育てるために田や畑へ人工的に給水をしたり排水をしたりすること"
この村の人々によって、ゴマは成長しやすく、成長期間が短く(約75日間)、干ばつ耐性がある。
ゴマの栽培費用は低く少なくて済み、栽培技術はとてもシンプルで、水が不足している地域に適しており、夏に稲刈り後に非常に適している。
ゴマの収量、収穫効率はとても高く、約0、8〜1トン / 1ヘクタール当たり で、市場で4万ドン〜4万5千ドンVD(日本円で約230円から250円ぐらい)/ 1キログラム当たり。
ゴマの作り方は決して難しいわけではなく、細心の注意が必要だと言われた。
一番難しいのは、ゴマを乾かす事だ。ゴマをまんべんなく乾かすために大汗をかきながら、かき混ぜて、種をすばやく分離する必要がある。
村の人たちの経験からは、ゴマを容易に分離するためには、早朝や夕方のように涼しい時間帯に収穫したほうが良い。
収穫後、ゴマは約1日間保存する必要がある。高温になるほど、ゴマのひび割れが早くなり、すべての種と殻が取り除かれる。
一般的に、ゴマの栽培は、ピーナッツや豆などの他の多くの作物と比較して、まだ比較的ゆったりとしている。経済的には、トウモロコシや米よりも収益性が高くなる。
ゴマ栽培は、この地域の干ばつや自然災害に対処するための最初の成功体験となり、フオンケー県ハーリン村の山岳地帯の人々の経済発展に新たな方向性を開き、人々が土地を最適に有効活用しながら、収入を増やすことを助け、勤勉な毎日により、生活の向上に貢献している。
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