ベトナムランソン省チーラン県チーランのカスタードアップルについて
ベトナム首都ハノイから車で北東に2時間ぐらいの場所にランソン省チーラン県がある。
チーランは有名なチーラン峠がある山岳地帯。チーランの地形は多くの丘、川、小川に分かれており、地形は北東から南西に向かって徐々に傾斜しており、傾斜は非常に大きく、特にフーキエン山塊に沿って位置するコミューンである。
8月の終わり、9月の初め、秋の寒さが到来する頃は、カスタードアップル(南方ではカスタードアップルと呼ばれる)が、年の2番目に、熟す時期でもある。
ベトナム人なら、カスタードアップルについて知らない人はいない。
この栄養価の高い素朴な果物を愛していない人はほとんどいないくらいだ。
私は、ベトナムの果物で今のところ食べたことがある果物の中で、この"ナ"が一番好きだ。
特に、人目を気にしない状態で、甘い香りの中で、皮を素手で剥きながら、その素手で柔らかくナの中身をむさぶるように、甘さを口の中、一杯にしながら食べまくるのが大好きだ。
カスタードアップルの栽培には、最適な気候と土壌条件が必要で、チーラン地区がまさにそうだとこの山岳地帯に住む人たちは、経済効率の高い Na Dai ナダイ品種(カスタードアップル) - "ナ"(ベトナム語名)を栽培するために、効率の悪い他の作物からの転換を行ってきている。
ベトナムホアビン省のドンタン村に限らず、ここ、ランソン省のチーラン村でも、カスタードアップルの木は、年に2回収穫できる頻度が高く、販売価格が高く、市場が安定しているため、この世帯に重要な収入をもたらしている。
この山岳地帯の飢餓の撲滅、貧困の緩和、所得の向上に貢献し、地域の社会経済的発展に重要な貢献をしているそうだ。
以前は、チーラン郡チーラン村に住むある家族は、家畜の栽培と飼育を小規模に行っていたため、収入が不安定で、家族の生活は依然として困難であった。
2019 年、コミューン農民組合を通じて、彼の家族は地区の人民組合基金からの融資を受け 、非効率な稲作の全面積をオレンジに変え、カスタード アップルの栽培に転換して、栽培面積を拡大した。
コミューン農民組合のおかげで、私の家族はお金を借りたり、肥料や果樹の手入れに関する技術訓練などを勉強、支援してもらうことが出来た。
これまでに、家族は、240 本のオレンジの木と 700 本近くのカスタードアップルの木があるまでになった。
費用を差し引いた後、家族は、年間約 1 億 VND(日本円で約50万円くらい)を稼いでいる。
近年、市場の需要と"ナ"の販売価格が上昇し、地元の品質が徐々に多くの人々に知られるようになり、チーラン地区での栽培が進む機運になった。村の多くの人が果敢に成長る"ナ"に栽培を転向してきた。
主な作物に加えて、栽培者は、カスタード アップルの木が、オフシーズンの果実を生産し、年に 2 つの作物を収穫し、収入を増やすために科学技術を適用することができるようになった。
平均販売価格は、1キログラム当たり、 20,000 ~ 25,000 ドンVD(日本円で約100円から125円くらい)、高値の場合は、50,000 ドンVD(日本円で約250円くらい)で、市場は安定しているそうだ。
気候と土壌条件が適しているため、カスタードアップルの木がよく育ち、独特の風味が素晴らしい、山岳地帯の貧困から豊かさへの転換の歴史がこのチーラン地区でも続いている。
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