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ベトナムの多様性と統一性について㉛ホアビン省について⑦ホアビン湖のかご養殖②

ベトナム首都ハノイから車で西南西へ約2時間ぐらいの場所にホアビン省都ホアビン市がある。

湖底に沿って生活するのはタイ族、ダオ族、ムオン族だ。ホアビン水力発電所に土地を譲り渡さなければならなかった移民世帯の家族である。

長い間、彼らは、移民後において、多くの困難に直面していた。約20年前、人々はカゴ養殖に、大胆に投資した。

ホアビン市から、ダバック、タンラック、カオフォン、マイチャウの各地で、湖の上流にボートに乗っていると、湖底にしっかりと建てられた何千もの魚かごに見事に遭遇した。

少数民族の人々が住んでいる多くの地域は、"かご養殖"の恩恵を受けて、生活が大きく変化した。

地元当局のタイムリーな支援により、かご養殖の強力な動きが生まれた。

波に乗ることが出来た。

多くの世帯の暮らしは豊かになり、ケージで魚を飼育している。

カウフォン地区のトゥンナイ村のナイ部落に住むムオン族は、養殖業のおかげで ムオン億万長者と呼ばれている。


今年、2022年ある養殖業リーダーに、嬉しいニュースがやってきた。彼の家族の魚製品は、100の OCOP認証製品のリストに載ったのだった。彼は、クロコイ飼育用のケージを 6つ、トラウト飼育用のケージを 6つ、残りはパーチ、コイ、ナマズを飼育している。

彼が、飼っている魚の中で一番好きな魚はクロコイ。この品種は病気が少なく、よく食べ、すぐに成長するそうだ。さらに、毎年、テト旧正月の機会に常に最も人気のあるアイテムである。

彼は、NTNN新聞の記者との話の中で、通常、10kg 以上のクロコイを飼育し、1kg あたり 20万VND(日本円で約1,230円ぐらい) で販売、1匹の魚は 200万VND(12,300円) 以上を稼ぐことになるそうだ。

ダ川できれいな魚のブランドを構築する

ホアビン省の篭養殖は、長い期間に渡って確立され、発展してきたが、20世紀の1990年代以降、大河水力発電貯水池が、安定して水を蓄えるようになってから、活発な運動に発展した。

当時、篭養殖は、主に湖流域に住む世帯によって行われており、伝統的な農具を使用しており、価値が低く、経済効率が低く、種子生産は完全に自然に依存していて、養魚の規模は小さかった。

初歩的なケージには、この職業の大きな可能性に見合った系統的な投資をすることは、考えられないことだった。

統計によると、それ以前から 2013 年まで、ホアビン省全体には、約 1,250個の生けかごがあった。しかし、2013 年以来、魚のかごの数は、絶えず増加していた。

2017年末までに、省には 22万㎥に相当する約 4,050個の魚かごがあり、総生産量は 7,700 トンで、5,000人以上の労働者に雇用と安定した収入をもたらしてきた。

現在、篭養殖には湖畔の家庭だけでなく、県内外の多くの個人や団体が参加している。現在、ホアビン省全体には、35の企業、協同組合、協同組合グループ、農場所有者がおり、大湖広域で、かご養殖に大胆に投資している。

ホアビン省でのダ川を中心とするベトナム最大規模のダムの建設は、当時、ベトナム最大規模である。

広域広大なベトナム湖の豊かな水量を生み出すことになる "かご養殖産業の飛躍的な発展を狙う国家戦略であり、ベトナム政府とホアビン省などが、経済的な統一性を押し上げる代表的な国家的政策"だった。

その政策は、タイ族、ダオ族、ムオン族などの少数民族の貧困からの救済に向かう政策と地域の人たちの勤勉さは注目に値する。

〜 次回へ続きます 〜

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