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ベトナム人の海外労働の動向について⑳韓国④農業漁業季節労働


ベトナム人の韓国での不法滞在者や不法就労者が増加している状況は、報道でも明らかで、韓国でも、不法に働いてお金を稼ぐような場所や関係者が放置されているからに過ぎないと考えている。

それは、日本でも同じ状況が続いていて、以前から、不法滞在や失踪して、隠れて、現金払いで、お金を稼ぐことが、出来る事業所、就労実態が、日本国内に存在しているからである。もちろん、所得税も住民税も雇用保険も社会保険もかけられないわけで、野放しにして、根絶に追いつけない政府や法務省、警察対応の手遅れ過ぎる結果である。

また、この不法就労の根絶の改善をやり遂げるためには、相当の困難な壁が多くあると考えてきた。外国人の人権を尊重しようと活動している人権擁護の人たちの立場からは全く異質のものだと、私が整理して考えていることを、どうか理解していただきたい。

ベトナム海外労働局(労働・傷病兵・社会問題省)の関係報道機関によると、韓国の季節労働者プログラムは、2018 年から政府によって試験的に実施されてきた。

これは、農村や漁村の地方が、外国人海外労働者を募集して、国内の人材不足を解決するために働くことを可能にする韓国のプログラムである。農業および漁業のピークシーズンに韓国政府が就労のための入国を許可する。

海外労働局(労働・傷病兵・社会問題省)は、このプログラムは韓国の地方自治体がベトナムの地方自治体と協力して労働者を募集する形で実施されていると述べた。

C-4 または E-8 ビザで 3 か月または 5 か月の季節労働のために韓国に行く外国人海外労働者で、主な仕事は、栽培、畜産、農産物の収穫などの農業分野である。

現在、ダナン、ドンタップ、ハティン、ハウザン、タイビン、トゥアティエンフエ、ハナム、カマウ、クアンビンを含む国内の9つの地域が、韓国の農業分野地域と、ベトナム人海外労働者を連れてくる契約を結んでいる。

ビントゥアン、ドンナイ、ビンディン、ハジャン、ホアビン、コントゥム、ニントゥアン、タイグエンを含む8つの省が、韓国の地方と協定を結ぶために交渉中だそうである。

韓国の季節労働の条件は非常に単純で、労働者は 25歳から 40歳までで、健康で、資格は必要はない。労働者は、パイロット プログラムの実施が許可されている各省で、世帯登録をしている必要がある。この世帯登録は、韓国側が、失踪者や不法就労者の発生率が低いベトナムの各省に限定して、受け入れを許可しているからである。

貧困に近い世帯、貧困世帯、恵まれない家庭に属するベトナム人海外労働者は、韓国で季節的に働くために優先的に選ばれる内規となっている。

韓国で、季節的に働く場合、コストと給与は特に、ベトナム人海外労働者とその家族の関心事である。

費用面では、必要な手続きと韓国への航空券を完了するために、従業員は約 2,000万 VND(日本円で約11万8千円くらい)、の料金を支払うだけで済むと報道されている。

韓国での季節労働で得られる収入は、月に約 4000万から5000万VND (日本円で約23万5千円から29万4千円くらい) だという。

3 か月の勤務後、労働者は、1億から1億 2000万VND (日本円で約58万8千円から88万2千円くらい)の給与を得ることが出来るという。

今後も、ベトナム人にとって人気が高くなってきた韓国での海外労働の動向についてもしっかり見ていきたい。

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