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ベトナムハイフォン省ドーソン県バンラー村のリンゴ栽培について

ベトナム首都ハノイの中心から車で東へ2時間かかる場所に、ハイフォン省ドーソン県のバンラー村というベトナムで有名な小さなリンゴを大量に栽培する地域がある。

バンラー村は、海のすぐそば、隣に位置する地域であり、侵襲的な塩水特性がある土地のため、土壌的に農業経済を発展させることが出来ない。

この土地では、何世代にもわたって村の人たちは、漁業の仕事と、製塩の仕事しか知らずに苦難の連続の貧しい暮らしを送るしかなかったそうだ。

この塩辛い土地で生産出来り植物がほとんどなかったので、村人たちは農作物を育てることが出来なかったそうだ。

そして、近年、いよいよ塩製品が販売自体も難しくなり、この伝統的な塩産業自体を維持することが出来なる危機を迎えた。

村の人たちは、農産物や水産物の取引、畜産に切り替え始めた、、、、、しかしそれも効果的ではなかった。

バンラーの人たちは、かなりの苦しい生活の連続だった。様々な種類の植物を植える実験に挑戦して、何度も失敗を続けた末に、彼らは、土壌適応性があり、塩辛い酸っぱい土地でよく成長する野生のリンゴのベースに目を付けて、地元のリンゴ品種から接ぎ木してみた、、、、、そこから、特異変異が生まれて、奇跡的な生産性、良質、おいしい、甘味のためにリンゴの新しい品種を作ることに成功した。

この村のバンラーリンゴは「塩漬けリンゴ」としても知られている。その理由は、過去に白い塩田で栽培されていたためだ。塩性土壌でリンゴ果樹を栽培しても、作物の品質が低下することはなくて、優れた品質のリンゴを生産することがかえって出来る幸運にたどり着いた。

「塩辛い」土壌で栽培されているためか、バンラーリンゴは、甘酸っぱい味と混ざり合った、特徴的なマイルドな塩味があり、とてもカリカリでジューシーな食感のリンゴ果実は、他のリンゴにはない味を生み出すのだ。

現在、バンラー村には70ヘクタール以上のリンゴ農園があり、約700世帯がリンゴを栽培しており、年間生産量は1,000トンを超えている。平均して、リンゴを栽培している各世帯は、年間3億ドンVD(日本円で約150万円ぐらい)以上を稼いでいる。何年もの間、バンラーリンゴは、特にとても美味しくて新鮮であるため、人気がある特産製品になっている。 

リンゴは本当のメインツリーになり、バンラー村の50%の世帯の主な収入源となって、バンラーの人たちにとって、歴史的に壮絶な日々を長い間送りながら、幸せのリンゴツリーとなっている。

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