ベトナム人の海外労働の動向について⑰ドイツ①
ベトナム労働傷病兵社会問題省の報道機関からの情報によるとドイツの内務大臣と労働大臣は、ヨーロッパ最大の経済圏を海外労働者のために移民政策への舵取りを強化する方針に固まっていることが明らかにされた。
ドイツ政府は移民制度の調整を検討しており、この国を熟練労働者にとってより魅力的な海外労働者の受け入れ国にすることで、何十万もの労働力不足を埋めたいとしている。
検討中の改革政策には、語学力や専門的経験、ドイツとのつながりなどの基準を設定したポイント制度に基づいて人々がドイツで仕事を探すことができる「グリーンカード」が含まれている。
ドイツ国内人口の高齢化が、ドイツの公的年金制度に「人口動態の時限爆弾」として作用する一方で、経済成長に多くのリスクをもたらすため、高度に熟練した海外労働者に対するドイツの需要は大幅に増加している。
10 月 21 日の声明で、労働大臣のフーベルトゥスハイルは次のように断言した。
ドイツ労働省の調査によると、ドイツでは 2026 年までに求人の需要を満たすには 24 万人の熟練労働者が必要になると推定されている。
こうした状況を踏まえると、ドイツ内閣は 11 月中旬に改革案を提出し、2023 年の第 1 四半期に法案が公表される予定。
提案された改革の中には、有資格外国人の在留資格認定を容易にし、雇用時により長い在留期間を取得できるようにし、知識人の長期採用に対する障壁を取り除くことが含まれる。
たとえば、語学コースを勉強するためにドイツに来た人は、週20時間までアルバイトをすることができ、欧州連合 (EU) 全体で "グリーンカード" を取得するには、最低賃金が条件になる。又は、専門資格の保持が条件。
職業訓練のために、ドイツに入国する外国人の入学試験は廃止されるそうだ。
非EU市民は、資格が公式に認められていなくても、ドイツで働くことができるようにする。
ドイツ政府は、" 特定の職業で労働者が深刻に不足している場合 " に、資格要件に関する規制をさらに緩和することさえ検討しているとの情報だ。
ドイツは、語学コースの編成を拡大する一方で、これらのコースに比べて、より手頃な料金を検討している。
ドイツは、また、特に看護分野で、語学指導を伴う職業訓練プログラムの提供を拡大することを計画している。
今後も、ドイツの実行力の高い動向もしっかり見ていく必要があると考えている。
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