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ベトナムの多様性と統一性について⑱ホアビン省モン族④

ベトナム首都ハノイから南西部に位置するホアビン省の少数民族は人口の74.31%を占め、ムオン、タイ、テイ、ダオ、モン、その他の少数民族が含まれる。

私は、これだけ、共生社会や外国人就労者たちに、少数民族などに、関心を持っているのか、自問自答を繰り返している。

"モン族について"
ホアビン省のモン民族グループは、主にブラックモン族とホアモン族を含む2つのコミュPa Coパコと Hang Kiaホンキアに集中している。

ベトナム首都ハノイから南西に車て2時間でホアビン省の省都ホアビン市があり、
さらに山岳地帯を1時間半、南西へ向かうところにパコ地区がある。

パコ地区には、約 570 世帯があり、人口は約2800人の人口。

主要な産業は、農業以外には、インフラの整備産業、建設関係が主ともなっているようだ。


あるコンクリート製品製造事業者の様子。ここで使われている重機は、すべて、日本製中古だった。

コンクリートブロックをつくるための主な三つの材料セメント、骨材となる砂、骨材となる砂利を集合させていく。

ミキサーの中に入れ、練り混ぜる工程は、日本現在に比べると簡易的になると思う。

成形機に供給された材料は、決まった分量になるべく、コンベアで、ホッパーに落とされ、自動的に成形機(ブロックマシン)に運ばれる。

これを、人力で、二輪車で、パレットで運び出す。

ブロックを並べていく工程は、手作業になっている。

次に、コンスターチの製造事業者。

パワーショベルで、とうもろこしを集収器に落とし込み、ベルトコンベア(日本製中古)で、攪拌装置に入れ込み、粉砕して製品化していく。

製造場は、私から見てもまだまだ改善の余地があるが、本当にシンプルな製造工程だ。


これは、パコ地区を国道433沿いにこれらの事業者が並んでいる。

国道433の沿いの街中から、メインとも呼べる分岐路を南に曲がると、パコ地区の市場が並んでいる。

この様子が、パコ地区の活気に溢れたいと希望するまだまだ、貧困が続いているモン族の生活するパコ地区の経済力の低さの状態である。

しかし、私が感じるのは、北海道は過疎が進む地方が、年数とともに生活人口が激減する姿を北海道内で見てきた。

このホアビン省内を10年間見てきたが、まったく、生活人口が減少することはなく、このパコ地区でも、後退することはないだろう。

年々、発展をじわじわと続けていることが、私たち北海道とは、明らかに大きく大きく違う地方地域の多様化と統一性、発展性の違いだ。

子供たちの数々が増え続けていることだ。

モン族はホアビン省人口の 0.65% を占め、パコ地区、ハンキア地区Maiの2つに住んでいる。

今回の連載のパコ地区は、特に、みなさんに、身近に少しでも感じてもらえたらと願う。

私は、これだけ、共生社会や外国人就労者たちに、少数民族などに、関心を持っているのか、自問自答を繰り返している。 

10年前に、財務会計アプローチからの経営支援では、過疎化が進む北海道の事業者の期待には答えられず、人事採用アプローチからの経営支援をしっかりやって行かないと期待に答えられないと感じ、地域からも要望もされた流れからだ。

正直、自分には違う理由がある。私の実家は、北海道へ入植して田舎町で、商店経営をしていた。私の祖父は、経緯はよく知らないが、北海道の先住民族のアイヌ民族で私はそのクォーターだ。

しかしそのこと自体をずっと目立たせないようにするしかない幼少期だった。

私が、子供の頃もアイヌの人たちへのいじめや差別は、ひどいものだった。

同級生たちは、毛深い、臭い、頭悪いなどひどいことを口にしていた。

小学生の頃、野球少年のようにのめり込むようになったが、ある意味、練習がキツくても、野球にのめり込むことで、嫌なことを気にしなくて良かった。

この幼少期から大人になってからも、実は、心の底に少数民族の血の誇りの気持ちが眠っているのかも知れない。

ベトナム国内についても、特に、様々な理由やご縁から、関わりが時間的に深くなり、ベトナムの少数民族について、自分のことのように、重ね合わせて、他人の人たちの気持ちを推し量っているのだ。

仕事の流れから、新型コロナ感染影響の変化もあり、生きている自身の生き方についても、他人の多くと、例え違っていても、自分のやりたいことを追求したい気持ちがとても強くなった。

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