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ベトナム人の海外労働の動向について㉔ジェンダー平等について②

ベトナム労働傷病兵社会問題省は、国際労働機関(ILO)と協力して、「ASEAN 加盟国の法律と政策における女性移民労働者」に関する地域報告書を発行した。

この地域報告書は、2021年から2025年までの期間における海外労働者の権利の保護と促進に関する ASEAN 宣言の下での活動であり、ベトナムが議長国を務め、安全で公正な海外労働プログラムの支援を受けている。

グエンバホアン労働傷病兵社会問題省次官は、海外労働者は、東南アジアの労働市場の特徴の1つであり、地域内の海外労働及び移動が日常的に行われていると述べた。 

………国際労働機関 (ILO) の2020年の調査によると、世界中の1億 6,400万人の海外労働者 (海外移住又は在留者) の42%が、女性であることが示されている………

2022年までに、この東南アジア地域の国際移住労働者のうちの女性海外労働者の保護を宣言するばかりではなく、本格的に強化する必要がある。

海外労働者は、受入れ国と送出し国の双方に経済的利益をもたらし、労働力不足の需要を満たし、労働市場での雇用創出の圧力を軽減し、技術を移転し、スキルを高め、外貨を増やすことに貢献している。

この報告書はまた、ASEAN 加盟国における法的地位、政策、プログラム、法執行活動、女性労働者に関する特定の規制とその影響の概要も提供している。

ベトナムは常に、国内の法律や政策においてジェンダーへの配慮に重点を置いており、国内および地域でジェンダー平等を改善し、労働者の権利を促進するための多くの国際協力活動を主宰してきた。

ASEANの文化的および社会的コミュニティ担当ファンザブォン副事務総長は、全体として、海外労働者は、貧困を削減し、地域の各国を強化するのに役立っていると述べた。

しかし、女性の出稼ぎ労働者は、依然として現実には、多くの不当な扱いに苦しんでおり、ジェンダーの固定観念による多くの障壁に直面している。女性の海外労働者は、介護者や家事手伝いなどの賃金価値の相対性が低い仕事に集中している。

この地域報告書は、海外労働者、特に女性の海外労働者の直面する問題について、対話を促進し、加盟国のインプットを最適化する狙いがある。

ベトナムに限らず、世界の各諸国は、立法プロセスとその遵守と履行を通じて、女性の海外労働者をより適切に保護し、女性の海外労働者への支援を強化して、公平性を確保し、侵略、危害、虐待などのリスクから保護する必要がある。

〜 次回に続きます 〜

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