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ベトナムの多様性と統一性について㉖タインホア省について③ 山岳地帯ムオンラット県②


過去数年間、貧困削減のプログラム、スキーム、モデルを通じて党と国家の注目を集めた結果、タンホア省ムオンラット国境地区のモン族の生活はより安定したという。

2016年に 2,750世帯だったモン族の貧困世帯数は、2019 年には 2,300 世帯近くにまで減少し、人々は安定した食事と生活の場を手に入れ、地域の飢餓撲滅と貧困緩和に貢献してくれた。

多くの家庭が貧困を脱した。
ムオンラットはタインホア省で最も貧しい国境地区であり、2019年の資料だかが、モン族は国境沿いの 6 つのコミューンにある 38 の村に 3,148 世帯、16,564人が住んでいるという。

モン族は主に流域林や深い森、高山、重要な保護林地域に住んでおり、生態環境や国防・安全の面で重要な位置を占めているとベトナム政府は考えているようだ。

今週週明けに、大暴風と大雨被害、洪水被害が続いている中、2022 年 10 月 3 国立農業普及センターはタンホア省の機関と連携して、現在の状況を評価し、農業生産を発展させるための解決策を提案し、タンのムオンラット地区に新しい田園地帯を構築することを確認する行動もしたと報道された。

参加者は、この地域でもち米を植えるモデルを訪れました。



10 月 4 日の朝、代表団は、ムオン ラット地区 の新しい農村地域の建設に貢献する農業生産を開発するための解決策について、ホールで意見交換。ワークショップには、農業農村開発省の部門、機関、機関の代表者が参加した。

タインホア省の省庁、ムオンラット地区の指導者であり、農業、林業、畜産業の分野で活動する企業の代表者だそうだ。

ワークショップの目的は、ムオンラット地区で適用された農業分野における経済、社会、環境、科学的および技術的進歩の現状、モデル開発の長所と短所、農業生産のモデル、コミュニティベースの観光、 OCOP 製品開発により、2022 年から 2025 年、2030 年に向けて、ムオンラット地区の農業生産開発の方向性とソリューションを提供を確認し合うことだ。

これにより、ムオンラット地区の農業生産を発展させるための解決策を提案し、飢餓の撲滅と貧困削減に貢献し、政治的および社会的安全を維持し、ムオン地区の人々の生活を改善する。

中央政府の指示に従い、この枠組みの中で、10 月 3 日の午後、ワークショップの参加者は、ムオンラット地区 (タンホア) のいくつかの農業生産モデルを訪問した。

具体的には、代表団は、50ヘクタールの規模と220世帯が参加するムオンラット地区のクアンチュウコミューンにあるカイノイもち米のOCOP生産モデルを訪問した。

現在、ムオンラット地区全体で 800ヘクタールの水稲が栽培されており、そのうちケイノイもち米の栽培面積は約 500 ヘクタールぐらい。もち米は年に一度だけ作られる。

代表団は、ムオンラット地区の最初の OCOP 製品であるカイノイもち米モデルを訪問した。

種まきは6月に始まり、11月上旬に棚田の麓で収穫された。ケイノイのもち米は、収穫時期になると種皮は赤褐色、米粒は白く、甘い香りがあり、調理するとしなやかになるそうだ。

ムオンラット地区の人民委員会の報告によると、ケイノイもち米の収量は 1ヘクタール当たり45キンタルで、平均利益は 1ヘクタール当たり4,200 万VND (日本円で約255万円ぐらい)以上、モデルの生産世帯は、もち米1サオ (500 平方メートル) 当たり210万VND(日本円で約12,700円ぐらい)以上の利益を達成した。

Cay Noi もち米製品は、2021 年にこの地区で最初の OCOP 製品になった。
ここにも、ベトナム政府の一貫した統一性が現れて、モン族の貧困をなくす取り組みが見てとれる。

〜  次回に続きます 〜

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