withコロナ afterコロナの介護現場 Vol.1
編集者の当初の指示通り4月中旬に全ての原稿を入稿しました。
先方の編集者がコロナ禍で在宅勤務になってしまって、進行が大幅に遅れてしまいました。そんな中、編集者から時期的に新型コロナウイルスのコラムを追加で書いて欲しいとメール依頼が来ました。
コラムは5本ほど送っていて、その中に1つコロナ禍の話をしているのですが、どうやらそれとはべっこに書き起こせとのこと。
文字数を確認したら、こだわらなくていいとのこと。
コラムを書く時文字数を確認したら500くらいで700でも800でもいいですよ〜と軽い感じでした。
しかし今回のオーダーは、しっかり書き込んでくださいとのこと。章として追加する勢いでと;;
マジか〜!
カンタンに言うけど、事実関係確認したり、施設に取材したりが必要よ〜って!章にするならね!
コラムと違って章となると節もいくつか用意して書き込まないといけないって!!適当なことは書けませんから!
確かに時期的には外せない内容ですよね!
ということで新たな章として取り組むことになりました。
早速知り合いの介護施設の経営者や施設長に
実際にお会いしての取材に、電話での取材、メールでの取材、メッセンジャーでの取材、その他SNS上での聞き込みなどなど。
いろいろな施設がどのような方策を実際にとって対応したのか?それを聞きとり始めました!
各社各業態で対応は別々でした。
本書ではページ数の関係で紹介出来なかったものをここで紹介します。
今回はデイサービスです。
①通所タイプ デイサービス
1.利用者様への対応・感染予防
・玄関を入る前に簡易手洗い場を設置し、アルコール消毒、検温を実施の上入館していただく。
・利用前のご自宅で検温し体調を伺ってからデイを利用していただく。
・一日3回の消毒。
・ご利用者様にマスクの着用をしていただく。
・テーブルを大きいタイプにし、対面での会話や食事は距離を置く。
・お迎えの時、車に乗る前に検温を実施している。
・通所前の検温や送迎車の消毒。職員も出勤前の検温と出勤後の検温で37.2度以上で帰宅命令をだしている。
・朝のお迎えの時に検温。37.5℃以上あったらデイに連絡。ケアマネや家族と協議してその日は利用を控えていただく。
・ご家族に熱発者がいた場合にも通所を見合わせる対応をとっています。
・施設到着後の手指・衣服の消毒とうがいなど。
・送迎車乗車前の手指・衣服の消毒。
・送迎車の送迎前後の車内外の消毒、送迎中のスタッフの手指・衣服の消毒。
2.入館者への対応
・宅配業者:外玄関にテーブルを設置して、その上に宅配物を置いてもらっている。
・昼食などの業者さんは、玄関ですべて対応。この時検温していただき紙に書いて記録を残しておく。
3.館内での感染対策 クラスター化予防
・この時期は風が通れば涼しいので基本的に窓は開けっぱなしにしています。
・リハビリに使った道具などは午前中と午後で最低1回は消毒しています。
・飛沫感染対策の一環としてついたてを使用してます。昼食やおやつの時に設置します。
・基本的にスタッフ、御利用者様ともに常にマスク着用。
・利用者様へはマスクの着用をお願いしています。
・空気清浄器(次亜塩素酸ナトリウム水の噴霧器)を営業時間内は稼働させています。
4.利用者様家族への対応、ケア
・利用者様ご家族には書面にてお知らせして、可能な限り面会などの自粛要請していただく。緊急時のみ来所の前に電話連絡を入れていただく。
・書面と電話での説明をした上で、家族が一緒に住んでいて在宅で過ごしていただくことが可能なら、デイの利用は控えていただく。御利用を控えていただいたご家族様には定期的な電話連絡により状況を伺っています。
5.スタッフへの対応・感染予防対策
・出勤前の検温と出勤時の検温と記録をしてます。
・出勤時、玄関での手指・衣服の消毒。
・コロナの情報を集めた連絡ノートで情報の共有。スピード重視の時はグループLINEで情報の一斉配信。
・日々の行動履歴記入をお願いしてます。
6.その他 注意していることや対策を講じている事
・ステイホームを促しております。
・送迎の車は三密を避けるために窓を5cmくらい開けています。(時期的には風が気持ちよくて丁度いい。)
・利用者様人数を減らす、利用時間の短縮のお願いしています。
・直接会う管理者会議をなくしています。電話やLINEなどのオンラインツールを使用しています。
コメント:
デイサービスは様々な取り組みをしていました。その中で、利用者の数を減らして、席と席の間を取っているところもありました。
この利用者数を減らすことは、売上に直結します。売上より人命という考えです。
自主的に利用を控える利用者さんもいらっしゃるので、小規模デイサービス(定員10名)には、この利用者減少は、経営が非常に厳しくなってしまったはずです。
ニュースには出てきませんが、潰れている施設は徐々に出てきているそうです。
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