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現代貨幣理論MMT


下記2冊を読みました。

一冊目は借金やばい、という内容です。1000兆円の債務に60兆の税収、120兆の歳出、今後も債務が膨れ上がってしまって日本は破綻する、みたいな内容で借金をチャラにするためにインフレさせて貨幣価値を小さくし、国の借金の価値も少なくしてしまおうというものです。極端な話ハイパーインフレ、国債デフォルト的な話につながります。

ところが、先日ユーチューブ大学であっちゃんが面白いことを言ってました。この話の逆の話です。数年前上念氏の講演でも同じようなことが言われてました。増税したら日本は終わり。あの時は意味がよくわかりませんでした。でも私の中にかすかに残っていたんです。日本の借金は大丈夫らしい、という論者がいるぞ、というのが。

今回これについてけっこーすっきりしましたし、どっちかゆーと私の認識は日本の借金は大丈夫、というものに変わりました。

それが二冊目の漫画の方です。

BSでいう借金は負債、じゃー資産は?
から始まります。これが結構あるんです。600兆程。しかも借金の半分は日銀が持っているんです。政府と日銀は子会社、親会社の関係です。例えば私が1000万の借金があるとしましょう、対外的にはよくないことですよね。でもその借りている人が妻だったらどうでしょうか。家計としては借金ではないですよね。その分妻が持っているのだから。さらに日銀はお金をいくらでも刷れるんです。そしたら問題なくないですか?これは麻生さんも財務大臣になる前はよく言ってました。財務大臣になってから急にトーンダウンしましたが、、、。

この自国通貨建ての債務であり、自国で通貨を刷れる以上、デフォルトのしようがない、とゆーのが簡単にゆーと現代貨幣理論MMTです。金融緩和で資金をばらまけば国の債務は大きくなります。でもその分、世の中に資金が出回るわけです。今はその資金が健全なことに使われず、有価証券、不動産に流れているためそういったものが高騰していますが、ちゃんとしたマインドセットがされれば企業が設備投資をし、売上利益を上げ従業員の給与が上がり、消費が促進されるとゆー好循環が生まれます。その金融緩和のさじ加減が政治の役割なわけです。そしてジャブ付き過ぎたら税金で回収、これが本来なのに、、、今は国の借金を何とかしようと税金を上げてしまっている。真逆なんですね。これがMMTが地動説と言われるゆえんです。お金には限りがあって、というのがこれまでの考え、つまり天動説なわけです。

でもでもえらい学者さん達も増税っていってますよ、となりますが、この学者、エコノミストよーく調べると政府の息のかかった組織から給料をもらったり、政府のお金で研究したり、もと官僚で天下った先の人だったりしてるんです。そりゃ増税、って流れに逆らえないですよね。

経団連も増税って言ってます。欧州に比べると消費税はまだ低い、2025年までに消費税は19%だって。でもその裏に法人税の密約が交わされている事実を皆さんご存知でしょうか。消費税が上がった分、特に大企業の法人税は中小企業に比べると半分くらいになっているんです。

IMF国際通貨基金はどうでしょう。こちらは世界各国に資金提供しています。そしてプライマリバランスをプラスにしましょーっていています。税収の中で歳出をおさえましょうね、ってことです。日本は60兆の収入に120兆の歳出ですから、プライマリーバランス×です。よく安倍総理が言ってましたよね、プライマリーバランスの黒字化って。

さて、IMFの指導通りプライマリーバランスの黒字化を達成した国があります。ギリシャとアルゼンチンです。この国の末路は、もーお分かりですよね。経済破綻したんです。

プライマリーバランスを黒字にするには税収を上げ、歳出を抑える必要があります。これって誰が損しますか?

国民なんです。

あれ?あれ?あれ?

ということなんです。今後もっと出てくると思います。政治にも目を向けないとだめですね。現在進行形の議論ですが、本当ならえらいことです。

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