ゲームにハマる日々について
「学校に行きなさい」「将来どうするの」と周囲からの不安な言葉を投げられ、自分自身と向き合いしんどくなる、ということが学校に行かなくなった頃の自分自身の日常だったと思います。
不登校になりフリースクールに通い始めるも、長期間休むことがありました。家でひきこもっている多くの時間をオンラインゲームに費やしていました。毎日朝起きてから夜寝るまで、平均10時間くらい没頭していたと思います。
ゲームに没頭していたことで、余計に心配されたり、不安な言葉かけが増えていったと思います。もちろん、一日中座ってゲームばかりしていることは、体にも悪いし、時間の使い方として良いとは言えないかもしれません。なぜ、ゲームばかりしていたのか考えてみたいと思います。
1つに、ゲームをしていると「いやなことを考えなくて済む」ということが大きいと思います。何もしていないと、つい色々と考えてしまいます。良いことも考えますが、当時の自分にとって何もしていない時間は、苦痛でした。自分自身に向き合う時間は、マイナスなことばかり考える時間になってしまっていました。そのため、それをかき消すようにゲームに没頭していたのではないかと思います。
2つに、ゲームを通してネット上で友だちができることで、親以外の話す相手ができます。誰かとの「つながり」を持っていることは生きる上で必要なことです。不登校になって家で居ると、親以外とのかかわりが減ってしまう・なくなってしまうことが多いのではないかと思います。ゲームの中で他のプレイヤーとチャットをして仲良くなることを通して、「つながり」を感じることができていました。
(Webメディアいちる投稿 2017年10月8日)
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