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銀河鉄道に乗り、イーハトーブへ行く

旅に出ることにした。

移動中は手持ち無沙汰なので、キーボードを持っていこうか悩んだが、荷物が増えるのでやめておいた。持っていけば書かない、持っていかないと書く、こういう自分を知っているから尚更のこと。結局フリック入力でこれを書いている。本を読めばいいのかもしれないが、私は酔ってしまうのでできない、パス。

これは一次創作でも二次創作でもそうなのだが、物を持たない人に魅力を感じていて、どうしてもそういった人々を描くことが多い。家の中に余計な物を所有することをせず、普段の生活も両手が空いている人が好きだ。私自身も何処へ行くのも愛用のリュックで出かけることにしている。もちろん旅行も遠方のイベントも同様だ。少しの衣類と愛用品を詰めてもお土産が入る程度には余裕がある。スマホと財布はショルダーバッグに入れている。買い物時や旅先を歩くのに便利だ。貴重品は盗まれにくい状態で身に着けておかないといけない。

キャリーバッグは平坦な道だと便利だが、あまりにもひき逃げが多くて嫌いになってしまった、免許制にしてほしいくらい。好きなバンドが受注販売してるので買ってしまったが、しばらくは家で留守番しててもらおう。旅を思わせる物自体は好きなので家にあるだけでワクワクするだろうなぁ、到着が楽しみだ。

あと、移動時には新幹線を使うようにしている。理由としては旧国鉄が巡らせた線路沿いに生まれた生活が見たいから。

旅の予定については何も決めないことを決めている。新幹線のチケットは当然のこと、旅程も宿も行き当たりばったりで当日にネット予約をすることも多い。今回はお目当ての宿が決まっていたため、それ以外の予定が空白だった。何時何分までにどこに行って、それから云々などうんざりしてしまうよ。

出発予定の前日、起床したばかりの朦朧とした脳で一日予定を早めようと決めて、のんびりと食事をし、ぼんやりと着替えて荷物を背負い出発する。

駅についてから券売機でチケットを買うにあたって、宿近辺に直行ではなく途中下車しようと思い立ち、行き先を変更、タップして無事に席を獲得した。みどりの窓口は大変な混雑、お盆に休みを取る人たちだろうか、締め切り直前まで必要なことができない私のような種族は思いの外多いようだ。良い旅ができますよう、、、その前に無事チケットが取れることを胸の中で祈る。

在来線と新幹線のチケット、二枚を改札に通すときに旅の始まりを感じる。新幹線停車駅まで乗り継ぎ、発車時刻まで駅構内を散策する。何故か買ってしまうコーヒー。夏なのでポカリスエットも追加。ホームに上がるとサウナ状態の重苦しい空気が出迎えてくれたので、飲み物をもう一本追加決定。あとカタイアイスは外せない。(すんごいがっかりしたのが車内販売でも売ってたこと。東北新幹線ではカチカチアイスをカチカチのまま食べられる、ホームにいた五分でドロドロになったこれと交換して欲しかったけど、アイスは飲み物なので良し)

というわけで、私は銀河鉄道に乗り東北へと向かいます。もちろんBGMに銀杏BOYZの銀河鉄道の夜を流しながら。



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