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場末のディサービス(3人は仲良し)

つるちゃん うめちゃん あやちゃんの話の続き
あやちゃんは職人気質のご主人がいて 当時92歳だったと思う
寿司職人さん 自分にもあやちゃんにも厳しい人だった。何度か施設で
寿司バイキングをしたことがあった。(もちろん生物は厳禁)

卵焼き のり 穴子 はむ 胡瓜 漬物 みんなこだわりがあって
寿司メシは・・これは多分ご飯を炊いたと思う
水加減 助手を務めた私は「師匠 勘弁してください」と言って逃げ出した
あやちゃんの方が年下でご主人からしてみれば 可愛いお姫様みたいな
感じのように見えた。食事の支度から 家事は ほとんどご主人がしていた
のんびりやのあやちゃんは なんでも そうやったかな・・・って
ご主人が 「あれ どこにやった?」結構怖い感じで怒っているのに いつでも
「 ん・・どこやったかな 忘れたわ」

あやちゃんは ディサービスに息抜きに来てたかも ご主人も一緒に来所されて
いたが 同じテーブルには座らず いつも新聞を読んでいた。あやちゃんは
3人で楽しそうに「うちの 融通が効かへんねん」なんて笑ってた。

ご主人が脳梗塞を発症して 入院した時 先生がリハビリをしてから退院してください
って言うのに どうしても連れて帰ると言って聞かなかった。

もしかしたら その時から認知症が進行していたかもしれない
18年ほど前は 今のように認知症と言わずに ボケてると言って 歳をとったら
誰でも 物忘れをする 元々あやちゃんは天然だし ご主人がしっかりしていたから
気にならなかった。
ご主人が亡くなられて あやちゃんの様子がおかしくなってきた。
物がなくなることが増えた。

朝のお迎え時に薬がないと言って 探し回るので 一度訪問して薬の捜索をしてみた
あっちこっちの病院の袋が出てきた。
お金も あっちこっちから出てきた。あやちゃんは息子さんと同居することになった

何人もの利用者さんのお宅を訪問してきたが ある程度の年になったら
終活って必要だと思う。義母の荷物の整理 母の荷物の整理 独居の利用者さんの
お宅の荷物整理のお手伝い 2年前 ケアマネから頼まれて手伝だったが 
家1軒 空にするのに結構お金がいる。

配偶者の死によって認知症は進行するらしい。
私も そうかもしれない 主人には長生きしてもらわなくっちゃ・・・

明るいうめちゃん 足の手術の話が出ていた 
大きな病院で手術をすることを勧められていたが うめちゃんは生活保護
だったので
病院を変えると生活保護が他の人に知られてしまうのが恥ずかしいと
言って 手術はしなかった
男性の利用者さんは あまり気にされる方はいなかったが 女性の方は気に
される方もいた。

個人情報で場末のディサービスでは 私と保険請求業務の事務の職員が
知っていた。


つるちゃんの話は 続きます。

庭でなんとかベリーがなりました。名前の札はどっかに飛んで行った
去年は花も咲かなかったのに 今年は実が付きました。
つまむと甘い 香りがいい。


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