場末のディサービス（生きてる？）

昨夜久しぶりに場末のディサービスで仲良くしていた看護師さんから 電話があった。 「ねぇ　生きてる？　連絡がないから　死んだかもって思って電話してる」 　先日　ライン交換したやん　元気にしてるよってラインで 　話したけど・・・・ま、いっか　暑いから忘れたな　　と　思った 「溶けて死んだかと思ったわ」 　相変わらずの毒舌　「私こそ　あんた　介護疲れで　とけたんちゃうかなって 　思っていた　　息子さんたちがお盆に帰ってきてるかと思って　遠慮してた」 「息子たち　来るはずない

場末のディサービス（人生はあっという間？）

喫煙室でゆっくり　タバコを燻らせている利用者さんに聞いてみた。 「生きてきて長かったですか？」 「あっという間だったよ　辛かった事もあったけど、83まであっと 　言うまだったよ　気がついたら　終わりが見えてきてる」 今まで　たくさんの利用者さんに聞いてみた みんな　同じような返事が返ってきた 人生は　あっと言うま 若い頃は死ぬことが　怖かったけど　この年になると　怖くなくなった いつお迎えがきても　いい 心配事が自分のことだけになってくる 子供が一人前になり　孫も

場末のディサービス（消えた携帯電話）

会社から渡されたというか　持たされた　ガラケーが時々 行方不明になった。移動中やディサービスの中では首から下げていた でも重くて　デスクで事務作業をする時は首からおろして　 デスクの見える所に置いた 携帯が鳴っている　どこだ　どこだ 音はすれど　携帯が見つからない こんなことが何度もあった 私のデスクの上に　作りかけの書類が何種類も置いてある その間に携帯が入ってしまう。 私のデスクをみた人は　純子さんのデスクの上はあんなに 散らかっているけど　本人はきっとどこに何がある

場末のディサービス（気難しいお爺さん）

利用者さん　どちらかと言うと　男性の利用者さんの方が　ややこしい人が 多かった。他のディサービスはどうかわからないけど　場末のディサービスは 男性・女性はほぼ同じ割合か　女性が少し多いくらいだった 女性の方が社会性があるようで　すぐに他の利用者さんと仲良くなって 楽しい時間を過ごされるように思う。 男性　お爺さんは自分から口を開く人は滅多にいなくて　初めての男性の方は 話好きで可愛い感じの女性の方の近くに席を用意していた。 将棋がしたい、囲碁がしたい、麻雀がとか希望される方

ベネズエラ滞在記

夫が南米ベネズエラに旅立ってから　半年が過ぎた頃 子会社の家族も現地に行けるようになったと連絡があった 夫がいなくて寂しいというより　初めての育児に驚きの毎日 だった私 会社から連絡があった時は よし！行こう！ベネズエラへ！　ワクワクしていた パスポートの申請（息子は小さかったので　二人一緒でいいとのこと） 予防注射　挨拶程度のスペイン語の勉強　荷造り　 何とか用意をして　成田空港へ向かう 主人の上司に　「元気で　猿のような子やねえ」と言われた息子 空港中を走り回ってい

場末のディサービス（コンビニ）

在職中　頻繁に場末のディサービス近くのコンビに行っていた 朝は早朝　お昼ご飯用お弁当やパン　カップ麺を買っていた チャージしてカードで買い物をしていたので　お金を出さないせいか 割に色んな物をコンビニで買っていた。 利用者さん用に新聞　週刊誌　急ぎの時の調味料など もちろん仲良くなった店員さんのお勧めのスイーツも買った 「カレーパン　焼きたてです」「肉まん　熱々です」なんて 声をかけられると　とまりません・・・・ たまに利用者さんがヘルパーさんが入らないから　好きなお弁を

場末のディサービス（熱中症）

ものすごく暑い日が年々多くなってきている。 私は暑いのは　そう嫌ではない（夫には暑いのは嫌いだと言っている） 小さい頃の与論島　両親の故郷の徳之島　ベネズエラと暑いところに 縁があったように思う 与論島も暑くて　昼間の砂浜は足の裏が焼けるかと思うほど熱くて 砂浜をピョンピョン飛んで歩いていたか　海の中を歩いてた 家の下が　海だったので　ほとんど裸足で外に出てた 徳之島も暑かった　珊瑚礁で遊んで両肩水ぶくれができたこともあった 病院に行って　火傷の薬をもらって　塗った 流

場末のディサービス（ハルさん）

歌が大好きなハルさんが利用開始になった。 認知症で独居　利用前訪問では認知症状もあまり見られず、身なりも きちんとして　大きなダイヤの指輪をされていた。 話もそこそこできて　冗談も言われるし　ディサービスから少し 遠いのが難点かなと思った お迎えの電話が繋がらない　お迎えに行くとまだ寝ていたり　身支度に 時間がかかったりで　後の時間が全く読めない状態だった。 おまけに古い団地の４階　エレベーターがなかった 私は何度も4階まで上がったり降りたりをした。 ディサービスでは　

昨日から　悲しくて仕方がない 沖縄で米兵の少女暴行事件があったらしい いつもいつも　何度も何度もあった。 沖縄に基地があるから　事件が起こる 戦争で　辛いことが沢山あった　沖縄に　まだこんな事件が起こる 怒りを通り越して　涙が出ます

ドラマを楽しめる幸せ

20年近く場末のディサービスで介護の仕事に携わってきた その間ほとんどテレビを見ていなかった。 たまに利用者さんが見る天気予報　のど自慢などを一緒に見る ぐらいで　ドラマなど　とんでもない。 韓国人の看護師さんがいて　休憩時間に韓流ドラマを見ていたが 私は食事介助やお風呂の介助など　忙しかった。 看護師　スタッフはきっちり時間で休憩をとってもらっていたが 私は空いた時間に食事をして　すぐ利用者さんの所に・・・ 別に何をすると言うことはないが、寂しそうにされている利用者さん に

場末のディサービス（在宅酸素）

慢性呼吸不全、慢性心不全、慢性気管支炎、肺気腫など 常時酸素が必要な利用者さんが来所していた。 不思議に　場末のディサービスでは長くご利用になられた方は いなかった。亡くなられるとかじゃなくて利用者さんがディサービスに 合わなかったような気がする。 「ふーさん　おはようございます　お迎えですよ」って 声かけすると　息も絶え絶えのふーさんが酸素を外して車椅子に 座っている。「ふーさん　酸素ははずしちゃ　駄目ですよ」と言いながら 携帯酸素の用意をすると 「それは　要りません　ワ

場末のディサービス（本音は。。）

仲良しの看護師さんからメールが届いて　ようやく本が読めるように なった。昨日本屋さんで3冊買ってきて　今日から読み始めた らしい　ご主人の介護にも慣れたのかな？ 在職中も辞めてからも自由に生活してきた彼女　突然の介護は 好きな夜中の読書をしながらワインにチーズ　お散歩　お昼寝も できなくなったらしい ご主人の体調が少し落ち着いてきたとの事 悪性リンパ腫が脳にあって　抗がん剤治療のため入院していたのだが その後　自宅で抗がん剤を服用するようになった 昨日の通院ではだいぶ改善さ