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算数 必須問題チェック⑷

中学入試の算数では、この問題を落とすと周りのライバルと大きな差がつくという「合否を左右する問題」が必ずあります。
そして、そのような問題の多くには明確な解法やPOINTが存在します。

受験校に関わらず、どの学校を受験するにしても絶対にマスターしておかなければならない「基礎・基本問題」を定期的に紹介していきますので、是非マスターしてください。
※出題校は難関校が多いですが、特に気にしないでください。難関校でも「基礎・基本レベル」の出題も多いということです。

【出題校:昭和女子大学付属昭和中学】
父は38歳、子どもは6歳です。父の年齢と子どもの年齢の比が 7:3 になるのは何年後ですか。


以下のPOINTは重要です。
是非押さえておいてください!

<POINT>
父も子ども共に1年後は1歳ずつ増えますが、2人の年齢の差は一定で変わりません。
また、子どもの年齢を①歳とすると、父の年齢は(①+32)歳となります。
これより、比を計算して求めます。

【解説】
2人の年齢の差は 38-6=32歳です。

子どもの年齢を①歳とすると、父の年齢は(①+32)歳となります。
よって、(①+32):①=7:3となります。
これを計算すると、③+96=⑦
④=96歳 より、 ①=24歳です。
 ※ここは確実に計算できるように訓練してください!

父の年齢と子どもの年齢の比が 7:3 になるのは、子どもが24歳、父が56歳のときです。
よって、24-6=18
答えは18年後です。