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資料公開:ビール審査会で不利にならないディスクリプション(付属情報)の書き方
ビールの審査会にビールを出品したことのある方なら少なからず経験があるであろうものに”審査に必要なディスクリプションを書く”というのがあります
ディスクリプションは簡単に説明すると”審査基準に必要な補完情報”です
ビールの審査には審査基準が必要です
その審査基準となるのがビアスタイルとなるわけです
ビアスタイルガイドラインの基準を満たしているかどうか
満たしていないならどの程度過不足が有るのか
それらによって加点や減点が行われ全体としてビールの評価が決まります
しかし世の中にはあえて既存のビアスタイルからあえてはみ出したビールや、どうしても基準には当てはまらないビールも存在します
それらには審査基準となるビアスタイルがそのままでは通用しません
なので情報を補完してもらう必要があります
例えばフルーツやスパイスなどのビールであればどんな副原料をどのビアスタイルのビールをベースにして加えたのか
既存のビアスタイルからはみ出したものであれば何を狙って何処がどのようにはみ出しているのか
既存のビアスタイルに当てはまらないのであれば既存のビアスタイルをあえて無視したことで狙った色合いや味わい、香りの目的
これらを審査員に伝える必要があります
この情報がないと審査の時に審査基準が無くなり、出来の良し悪しが判断つかなくなります
例えばビールが濁っていた時につくったブルワーが濁らせたかったのか、透明にしたかったのかわからず濁ってるから駄目とも言えず、透明だから良いとも言えくなります
この時点でビールの濁りに関して加点も減点もできません
当然審査には不利になります
ディスクリプション情報が少なければ少ないほど見た目、色、香り、味わいなど色々な部分で加点も減点も出来なくなります
それだけ不利な部分がどんどん増えていってしまいます
ですからディスクリプションに何を書かなければいけないのかをきちんと理解し、必要な情報を過不足なく書き記す必要があるのです
審査にビールを出品しようと思っているブルワーさんはディスクリプションが必要なカテゴリーに出品するときはそのディスクリプションが必要としている情報をきちんと整理し、審査基準が成立するように意識しながら書いてください
それがあなたのビールが目指す意図を正しく伝え、正しく評価してもらうために必要なことなのです
この先にディスクリプションの書き方セミナーで使った資料を添付します
真面目な内容なのでいつもよりお高めにしておりますがこれで審査に不利になる要素が減るなら費用対効果は高いはずです
研究費(ビール代)として有効に使わせていただきます^^