子ども達の宿題を奪う母。楽しくて~。
夏休みの宿題。
毎年、あります。
山の様に出ます。
冊子やら、作文やら、ポスターやら工作やら。
当然のごとく、子ども達は
まったく積極的にやりません。
長男が小学校に入って5年。
自分の力でやらないと。
まじめだった母(私)は、手を出さずに
教える側に回って、
子どものやる気を削がないように、
気を使い、待ち、慰め、怒り、
気が狂いそうなストレスを抱えていました。
正直、疲れ果てました。
だから、今年は、
もう、母(私)がやればいいんでしょ。
宿題は、親のフォローなしではできないんだから、
要するに私の宿題ですよね。
はいはい。
と、腹をくくって、
子ども達の宿題を奪い、
もう、お母ちゃん、やっとくね~~。
と、勝手に子どもの宿題を終える日程を組み、
どのページをやるか決め、
ブツブツ言いながら、やり始めてみると、
あれ?なんか、勉強楽しくない?
アラフィフ&家事&お金の計算ばっかり
やっているおばはんには、
小学校の勉強が、変化に富んでいて
なんか楽しいじゃないか!!
もちろん、時々、わからないもんだから、
あ?あれ??あれれ?
なんて言っていると、
子どもが、
なになに?
とか参入してくる。
まれに、旦那も参入してくる。
気が付くと、家族で一緒に解いている。
しかも、子どもは、俺が教えてやったぐらいな
勢いで、鼻高々。
あれ、なんかいい流れ。
作文も、
今から母ちゃんが言う文章をそのまま書いて。
(さすがに私が書いた字だと、学校にバレる)
そうして、たいそうふざけた文章を言う。
たとえば、こんな感じ。
「ぶっちゃけ、本なんて好きじゃないけど、
読書感想文を書かないといけないので、
今こうして書いています。」
すると子どもが、
いや、母ちゃん、それはさすがにマズイでしょ。
とか、言っちゃって、
なんか真面目な文を書き出したりする。
笑える。
ポスターも、ジャンジャン手を出す。
ここ、オレンジが良くない?
母ちゃん、楽しいから塗っちゃうわ~。
毎年、怒りまくりながらポスターを書く息子が、
え、俺、そこブルーな気分なんだけど。
とか、言いだす。
しょうがないから、ブルーを塗らせてやる。
線がかすれまくっているので、
ちょっとかして!
と筆を奪い、だっぷり筆に絵の具を染みこませ、
私がタップタップに色を塗る。
すると、
あ、そうやって塗ればいいのね。
じゃ、俺はこっち塗っとくわ。
なんか、絵の具塗るの楽しいね~。
とか言い出す始末。
めでたく親子合作のポスターの出来上がり。
いや、わかってます。
わかってますよ。
宿題ってのは、子ども達が自分でやるもの。
子ども達の為に出されている。
子ども達の成長のために。
わかってますって。
でも、一緒に作業をすると楽しいのです。
あんなに親子で揉めにもめた宿題が
楽しくなっちゃう。
なんてことだ!!と思いました。
だから、私は思いました。
宿題は出来高ではなく、学習量ではなく、
どれだけ楽しんだか。
もう、それでいいんじゃないか。
いや、むしろ、それこそ宿題の醍醐味では
なかろうか?
もうじき夏休みが終わる。
思った以上に捗らず、
いや、正直に言うと、
前半、休み過ぎてダラダラしすぎて、
宿題、終わりませんでした。
先生、頑張ったけどできませんでした。
2学期に入ってからも、引き続きコツコツやります。
ああ、楽しい夏休みだったな~。