全国紙、読者応答センターの実態

初めまして。こんにちはこんばんわ。

全国紙の記者を10年やっていますが、新聞が嫌いです。w

マスコミ業界にいて感じること、外部の皆様に知っていただきたいことを不定期に発信しています。

読者の皆様からの問い合わせ全般に対応するコールセンターというものがありますよね。

若い女性が出て、丁寧に応答してもらえる、そんなイメージを抱かれることが多いかもしれませんが、新聞社の場合、そんなことは全くありません。w

正確に言うと、購読手続きや住所変更といった基本的な内容はそういった女性による案内を受けられます。
どの新聞社も専門の女性スタッフを用意しておりますからね。

しかし、込み入った問い合わせ内容となるとそうした女性スタッフでは対応ができません。
具体例を挙げると、
この記事はここが間違っているのでは
この記事の論調はおかしい
など、いわゆるめんどくさい系の問い合わせになります。

この場合、「担当者」に電話応対者が変わるのですが、実はこの担当者はうちの新聞社の場合、社員になるのです。

しかし、社員といっても50歳代で、部長など重要な管理職になれず、いわゆる出席コースを大幅に外れまくっている社員なのです。

そんな彼らが読者に丁寧に対応するわけもなく、口調は荒く、ぶっきらぼうで、特には怒鳴ることすらあるのです。

それだけならまだしも、読者の重要なご指摘をにぎりつぶすこともあるのです。
過去にこんなことがありました。

うちの記事が間違っている。とに指摘で、簡単に言うと、A社の発表内容を、全然関係のないB社の発表内容として記事化しているというものです。

当然、読者のご指摘をありがたく受け止め、翌日の朝刊に訂正記事が載る、、、
なんてことにはならないのが、全国紙新聞社なのです!!!w

うちから読書への回答内容は「個別記事の取材経緯は明らかにしていない」、という驚くべき内容でした。w

新聞社で記事中の誤りをすべての読者に認め、訂正記事を書くことはかなり大ごとなのです。
編集局トップにも報告がいき、当事者の記者は始末書を書く必要があります。

その手間を惜しんで、読者の指摘が握りつぶされていることは日常茶飯事です。
新聞社の読者応答センターの実態は、記者から煩わしい読者対応の作業を切り離すためのファイヤーオルで、読者に気持ちよく対応しようなんて気持ちは新聞社に一切ありません!w

出席街道を外れた、いわゆる肥溜めのような部署が管轄している部隊なのです。

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