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【ハイバイ、ママ】と【妻、小学生になる。】 ふたつの作品の共通点は「生きている人には 前を向いて笑顔で生きてほしい」というメッセージ

1月期の金曜22時TBSドラマ【妻、小学生になる。】を観た。〈ネタバレ含むので、これから観る予定で、ネタバレが気になる方は、そっと閉じて〉

あらすじをよく確認しないで観始めたので、「妻が小学生になるってどういうこと?コメディ?」と勘違いしていた。

石田ゆり子さんが綺麗で好きだし、キャストが良さそうだからという理由で、その日の21時半ごろに観ることを決めて。

「字幕設定しなきゃー💦」

と、まずは、弱視難聴として、ドラマを最大限に楽しむために、絶対に設定しておかなくちゃいけない字幕設定をオン。

ほかの家族が観るときは、字幕があると邪魔なので、いちいちつけたり消したりしなくちゃいけないのだ。

そして、22時にテレビの真ん前に座るわたし。

だいたいドラマの第1話って、面白いのか面白くないのかわからないから、字幕も追い続けないといけないわたしは、本当に面白いものしか観れなくて。

「う~ん…」って思ったら、1時間観続けるのが大変なのだ。

でも、この【妻、小学生になる。】は、始まってすぐにドラマの世界に引きこまれた。

最初の楽しそうな家族の風景が、妻の事故によって一変する。

キラキラとした笑顔が溢れていた画面から、どんよりと暗い雰囲気の10年後が映し出されて・・・

夫にとっては妻、そして娘にとっては母が亡くなってから10年間、ただ生活をするだけの毎日で、夫と娘は無気力で。

周囲の人も心配するほど。

そんな二人のところに、10歳の誕生日の直前に、自分が10年前に事故で亡くなった女性だということを思い出した小学生の女の子がやってくる。

それは、家族が自分が亡くなってからずっと暗い顔をして生きているのを見て、二人に前を向いて生きてほしいから。

最初は、生まれ変わりだなんて信じない夫と娘。

でも、小学生の女の子がする仕草、しゃべり方、覚えている記憶、二人に向き合う姿を見て、生まれ変わりだということを認めることになってー。

生まれ変わりという、ちょっと信じられないファンタジー要素満載なストーリーだけど。1話を観て、これはもう傑作になるだろうなと思った。

そして、以前Netflixで観た韓流ドラマの【ハイバイ、ママ】を思い出した。

【ハイバイ、ママ】は、事故で亡くなってからずっと幽霊として、夫と娘のそばにいたけれど、5年経ったある日、49日間だけ元の姿で生まれ変わり、家族と向き合っていくお話。

【ハイバイ、ママ】もまた、妻が亡くなってから、トラウマを抱えて生きている夫や両親や親友の姿を描いていた。

【ハイバイ、ママ】も、【妻、小学生になる。】も、どちらも、ストーリーは違うけれど、メッセージには共通するものがあるように感じた。

亡くなった人が、生きているけれど最愛の人を亡くしてただ生きているだけになっている人に、

「自分のことは忘れないでほしい。でも、自分を想って下を向き続けないでほしい。すこしずつでも、前を向いて生きていってほしい。」というメッセージ。

そして、どちらも、もう会えなくても、「ずっとそばで見守っているよ」というメッセージ。

【ハイバイ、ママ】を観た時は、わたしは観ている間ずっと泣いていた。わたしにも、このテーマは、重なる想いがあるから。

【妻、小学生になる。】は最後まで観ないとわからないけれど、きっと、何かを感じることのできるドラマだろうなと、1話を観て思った。

考えて眠れなくなっちゃうかもしれないけれど。

金曜日の夜に、自分の大切な、でも今は会えない誰かと重ねて、皆さんも何かを感じる時間を過ごしてほしい。

まだ、観ていない方。ぜひ観てみてください。






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リコ
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