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101歳になるおじいちゃんへ ♯あなたへの手紙コンテスト

明後日で101歳になるおじいちゃんへ

おじいちゃん、おじいちゃんは1920年生まれ、11月2日で101歳になるね

小さいころからおじいちゃんのことが大好きで、みんなにおじいちゃんっ子だねと言われていたんだよ。

3歳のとき、初めて赤い三輪車を買ってもらったこと今でもハッキリ覚えてるよ。

帰りに二人でブランコに乗ったね。

4歳のとき、わたしは一緒に住んでいた家から引っ越したね。

引っ越したあとも、大人になるまで毎晩、夜7時に必ず電話をして、その日幼稚園や小学校であった出来事をお話したね。

学校で嫌なことがあっても、おじいちゃんやおばあちゃんと電話すると、ホッとしたのを覚えてるよ。

夏休みや冬休みに会いに行くと、一緒に遊園地に行ったり、プールに行ったり、おそばを食べに行ったよね。おじいちゃんはいつも優しくて、わたしとたくさん遊んでくれた。

4年生の冬、おばあちゃんが天国に行ったね。

おじいちゃんは寂しそうにしていたけど、そのあとおばあちゃんと過ごした思い出のつまったリビングを素敵な洋風のリビングに模様替えをしたよね。

おじいちゃんはどんなに悲しいことがあっても、人は明るく前を向いて生きていかなくちゃいけないんだよってことを、わたしに教えてくれたと思ったよ。

高校生になって、進路を考えた時、わたしの大好きな場所で、そのときもう80歳を超えていたおじいちゃんと一緒に住みたいなと心から思って、わたしはおじいちゃんの家に住むことにしたね。

大学生になってサークルで家に帰るのが遅くなった時、おじいちゃんはすごく心配して怒ってくれた。

あのときは、そんなに心配しなくてももう20歳なのに…なんて思っていたけど、今思えばすごく心配したんだろうな、とわかって、ごめんねの気持ちとありがとうの気持ちでいっぱいになってるよ。

大人になって、おじいちゃんの隣のソファで、二人でいろんなお話をしたね。

戦争で軍隊にいたときの話、仕事をしていたときの話、わたしの仕事のこと、友達のこと、ニュースのこと…

本当にいろんな話をして、お風呂あがりの1時間はおじいちゃんの隣りにいることが多かった。

あの時間を時々思い出してる。

わたしに息子が生まれたときは、もう目の中に入れても痛くないって本当に思っていそうなほどの笑顔と優しい声で息子を可愛がってくれた。

それからは、いつでも、わたしと息子を気にかけてくれてる。

90歳すぎても、95歳になっても、身体を動かしたり、料理をしたり、読書をしたり、おじいちゃんはいつも元気で嬉しくて。

でも、一昨年の冬、急に入院することになって。

起き上がれなくなって心配したりしたけど、おじいちゃんはやっぱりすごくて、また歩けるようになって心から嬉しかった。

それから、施設で暮らすことになって。

コロナでずっと面会をしたくてもできなくなっちゃったね。

いつになったら会えるんだろう?おじいちゃんに会いたいって心から思ってた。心配で泣いたこともあったよ。

そんな大好きなおじいちゃんに、あさっての101歳のお誕生日でやっと会えることになったと知ったとき、ここ最近で一番嬉しい気持ちになったんだよ。

1年半ぶりにやっとやっとおじいちゃんに会える!

心の底から嬉しくて、飛び跳ねたいくらい。

6歳になった息子とわたしと会いに行くからね。

1年半ぶりのおじいちゃん、長い時間は会えないかもしれないけど、たくさんお話しようね。

元気な息子を見て、若いパワーをもらって、まだまだ日本最高齢になるくらい長生きしてね!

おじいちゃんのことが大好きな孫より

フォローしているいまりまりさんが応募していて、素敵なコンテストだなと思い、わたしも書いてみました!いまいまりさん、いつもスキたくさん押してくださってすごく嬉しいです🎵紹介させてもらいますね!







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