見出し画像

「休日と禁酒宣言」2020年9月9日の日記

またこの季節が来たか、と思う。
蝉の声は随分おとなしくなり、代わりに別の虫の声が聞こえはじめている。この虫の名前は知らない。
秋になく虫は全て「鈴虫」だと思っているせいもあってこの虫を鈴虫だと思っているが、実は違うかもしれない。
そんなことを、いまだにクーラーの付いた部屋の中で考えた。

珍しく2連休だった。
僕の仕事は所謂「サービス業」なもので、大抵連休はとれない。下手に正社員なんぞになってしまったものなので、自由が効かない。
この2日連続の休みを何か有効に使いたいと思っていたはずだというのに、気づけばもう終わりを告げようとしている。

昨日はずっとぼんやり見たいような見たくないような映画を流し見ていた。それだけ。
出かけてもいいかと思っていたがいざ窓からきつい日光が差し込んでくるとその中に飛び出ていく気は起きなかった。
仕方なく、適当にAmazonプライムを開いて映画を見た。

Youtubeの普及のせいで、娯楽の縮小化が進んでいると思う。人間模様も、手軽な笑いも、今では小さな端末の中に10分で収まっている。電車移動の時間でも、家にいるちょっとした空き時間でも、Youtubeはそばにいて、短いけれど楽しい時間をもたらす。
それが良いことなのか悪いことなのかは人それぞれだろう。
僕は圧倒的に集中力が短くなってしまったので恨んでいるが。
見なきゃいいというが、もうこの時代でそれは無理だ。見たくなくても見てしまうし、Youtubeでしか見られないコンテンツも山ほどある。
まあ、だらだら見ずに切り替えればいい話なんだけれど。

そんなことを考えていたら昨日は1日が終わった。何もしないのもアレなので。40度ある電気ブランをガバガバ飲んで、変色して、寝た。

多分二日酔いで今日は目が覚めた。
と言っても、朝の3時くらいに目が覚めて、うなされて、気絶するようにもう一度寝て、変な時間に起きたのだ。
最近酒を飲んでも眠れない。

ここ3ヶ月ほど休肝日というものを設けておらず、体の悲鳴が聞こえるがそんなもの聞こえないふりをして精神の安定のために酒を飲み続けてきた。
幸いなことに酔いは回りやすい体質なので9%チューハイ1缶でハイになれた。
毎日欠かさず飲んでいると起こる弊害として、通常退勤時間の19時くらいになると体が酒を求めてわずかに震え始めることだ。アル中なんかになってやるものかと思うのだが、多分これはアル中に片足を突っ込んでいる。
毎日肝臓が痛いのに酒を飲まないとやってられない。
さて、どうしたものだろうか。

今日は飲まない、と決めた。誰がなんと言おうと飲まないぞ。
この時間だからそんなこと言えるんだろうけれど、流石に頭痛が辛い。2時間後の自分、まじで飲むなよ。

諸君、健闘を祈ってくれたまえ。

いいなと思ったら応援しよう!

鬼堂廻
有意義に使わせて頂きます。