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偶然流れてきた一本の動画。タイトルを見ると、あるアニメの名前がありました。

『魔法騎士レイアース』

その動画は、レイアース再アニメ化のPVでした。

 こんにちは、あかりです。ただいま大急ぎでブログを書いています。まさか、私がこよなく愛するアニメがリメイクされるとは!これはもう布教するしかない。今から布教しまくって友達全員沼に沈めてやる!というわけで、今日は私が激推しするアニメ『魔法騎士レイアース』(以下レイアース)についてお話いたします。

 社会科見学で東京タワーにやってきた獅堂光、龍咲海、鳳凰寺風。それぞれ違う学校の生徒で、たまたまその場に居合わせた三人ですが、エメロード姫により異世界セフィーロへ召喚されます。セフィーロはエメロード姫によって支えられる、思いが力になる世界。その姫が囚われの身となったことで、セフィーロは存亡の危機に瀕していました。光、海、風の三人は伝説の「魔法騎士」となって異世界を救う旅に出ます。原作は「なかよし」で連載された漫画でしたが、30年前にアニメ化。後にレイアースが放送された時間に『名探偵コナン』が入ります。

 「なかよし」で連載されていたということもあり、ビジュアルは少女漫画よりで主人公が変身して剣や魔法を駆使して戦う少女、というあたり「なかよし」の読者層を意識した要素盛りだくさんですが、巨大ロボに搭乗したりなど、普通の少女漫画とは一線を画すのがレイアースの魅力です。それもそのはず、レイアースを世に出したのは『コードギアス』のキャラクターデザインを担当し、『カードキャプターさくら』を生み出したCLAMP。少女漫画の要素はありながらもロボットでの戦闘シーンはこれ本当に少女向けですか?と疑いたくなるレベル。ロボットのデザインも気合が入ってて(特に顔)、2期は普通にロボットアニメとしても楽しめます。魔法を放つときの技バンクもかっこよくてかつシンプルな呪文なので小さい女の子が観てもわかりやすく、視聴者層への配慮が窺えます。何よりストーリーが良い。レイアースは登場人物が多いにも関わらず、主人公周りは勿論、一人一人の心理描写が敵も含めて丁寧で、それぞれのキャラクターが抱えているものが見えてとにかく内容が深いんです。

 そしてレイアースといえば主題歌。主題歌が本当に名曲揃いで、1期のオープニング「ゆずれない願い」はレイアースという作品を象徴する曲といっても過言ではありません。闘志湧き上がる歌でありながら「出し切れない実力は誰のせい」というオープニングにおける光ちゃんのカットと相まって葛藤を感じさせる歌詞。でも、「ゆずれない願いを抱きしめて」という言葉は異世界セフィーロで旅をする主人公たちそのものであり、レイアースという作品をそのまま歌にしたような曲です。さらに歌詞の中には「海の色が紅く染まっていく」「このまま風にさらわれたい」「色褪せない心の地図光にかざそう」と、魔法騎士の3人の名前が入っているんです。気づいたときは「神か?」という感想しか出てきませんでした。アニメの主題歌は、プリキュアシリーズのように歌詞の中でタイトルが出てくることはあっても、主人公の名前が入っていることってあまりないですよね。少なくとも、私が今まで観てきた作品の中にはありませんでした。でもレイアースはタイトルではなく「光」「海」「風」の名前は歌詞に入っているんです。発想が天才。センスが光り輝いています。「光」「海」「風」は2期のオープニング「キライになれない」でも「くじけそうになったら涙を風が連れ去ってくれるよ」「宇宙の瞳からあふれだす光が包んでくれるよ」「未来へ広がる海きっと輝くよ」と出てきて、こちらは主人公3人が伝説の魔法騎士である前に普通の女の子であることを思い出させてくれるような曲になっています。

 と、ここまでレイアースについて語ってきましたが、結局語彙力に乏しい私が布教したところで作品の魅力はせいぜい1割程度(下手したらそれ以下)しか伝わりません。なので観てください。どのアニメでもそうですが観ないとレイアースをわかったとは言えません。ユーチューブで1期の1~3話まで公開されているのでとりあえずそっち観てください。それで沼に片足を突っ込んだらそのまま溺れてください。名作なのに知名度が低くて、周囲の人間で知っている人が殆どいなくて悲しいんです。リンク貼っておくので観てください。お願いします。それではまた次回。ありがとうございました。

https://www.youtube.com/watch?v=bZ5APwDTEvY