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スパルタ塾 「進学塾 H塾」 #08 『特別反省』:裸のお尻を籐鞭で打たれる中学2年生
今日は中学2年生の英語の授業日である。授業開始である19時30分になり、川山先生が教室に入って来た。それまで廊下に声が漏れるほど生徒たちは会話を楽しんでいたが、先生の登場と共に私語を慎み、授業を受ける姿勢へと切り替えた。
「…あれ? 橋野君はどうしたのかしら。 誰か聞いてない?」
「学校にはいたんだけど…。 クラブかなぁ。」
「クラブにはいたよ。俺テニス部だけどサッカー部に橋野来てたの見たよ」
「そうなの。…今から橋野君の家に電話をするからそれまで小テストの勉強をしておきなさい。」
そう言い残すと川山先生は電話をかけるために教室向かいの事務所へと向かった。
生徒たちは授業が少し潰れる事になり、内心やや嬉しそうである。
「…お忙しいところ失礼致します。H塾の川山です。未来君のお母様でしょうか? …未来君がまだ見えないのですが…。」
「いつもお世話になっております。あの、未来はまだ学校から帰宅していませんが…。てっきり直接塾に向かったのだと思っておりました…。」
「そうですか…。この後遅れて見えたらこちらから連絡いたします。 ……あっ、今来ました。」
「まったく…。ご迷惑をおかけしてすみません。 本当にあの子は…。 …どうか厳しくご指導よろしくお願いします。今日という今日は嫌という程あの子のお尻を叩いてやって下さい…!」
「いえいえ、とんでもございません。 …分かりました。お母様に代わりまして授業後に遠慮なく厳しい指導をさせていただきます。」
「いつもありがとうございます。…それではよろしくお願い致します。」
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