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ジャパンウィンターリーグ2024 チーム紹介 〜Part.3 :「レキオス(Lequios)」〜

3年目を迎えたジャパンウィンタリーグ。今年は約140名の選手が沖縄に集まり、6つのチームを編成している。チーム紹介3回目の今回は、Team「レキオス」のメンバーを紹介する。

Team「Lequios」(レキオス)

チーム名の「Lequios」とは、ポルトガル語で「琉球人」を意味する

【投手】
#2 西坂秀斗(23)左投左打/香川オリーブガイナーズ(四国アイランドリーグPlus)
#4 秦勝利(20)右投左打/楽天(NPB)
#6 今仲泰一(21)右投右打/Honda鈴鹿(社会人野球)
#13 池村健太郎(23)左投左打/トヨタ自動車(社会人野球)
#15 三浦大輝(24)右投右打/西武(NPB)
#21 余謙(23)右投右打/中信兄弟(CPBL)
#22 ベンジャミン メイヤー(26)右投右打/石狩レッドフェニックス(北海道フロンティアリーグ)
#7 朴治國(26)右投右打/斗山ベアーズ(KBO:12/9から参加予定)

投手の注目選手には、トヨタ自動車1年目の左腕・池村健太郎(23/愛知学院大)をピックアップした。

トヨタ自動車から参加している左腕・池村健太郎
ストレート、カーブ、スライダー、カットボール、チェンジアップ、ツーシームを投げ分ける

「来る前は多少不安もありましたが、みんな積極的で、いろんな国の外国人選手とも交流できています。みんなが目標を持ってここにきているので、すごく刺激があって楽しいです」

ジャパンウィンターリーグでのデビュー戦、11月28日のエイサー戦では5回7奪三振1失点の好投を見せた。

「(JWLでは)シーズン中にはできなかったツーシームを多く使ってみたり、ボールの強さを意識しています。ツーシームがもっと使えるようになれば、得意なスライダーとのコンビネーションで、投球の幅も広がると思って取り組んでいます」

試合後には、ドライブラインの認定資格を持つコーディネーター、コルビーからピッチングセッションを受けるなど、自身の能力向上に余念がない。

「右足を踏み出したあとの体の使い方について指摘を受けました。そこは自分でも課題に感じていたことでしたが、修正への具体的なアプローチも話していただいたので、1つ選択肢が増えてよかったと思います」

トヨタでの1年目は、主に中継ぎでの登板が多かった。しかし、池村が来季見据えているのは大舞台での先発マウンド。そのためにも、この沖縄であらゆるものを貪欲に吸収するつもりだ。

「元々先発タイプなので、ここで先発としての経験をどんどん積ませていただこうと思っています」

コーディネーターのコルビーとの”ピッチングセッション”
池村に限らず 希望すれば誰でもマンツーマンで受けられる

【捕手】
#11 林吳晉瑋(22)右投左打/中信兄弟
#17 宮崎恭輔(23)右投右打/Panasonic(社会人野球)

【内野手】
#1 手塚悠(23)右投右打/Panasonic
#3 林泓弦(19)右投左打/統一ライオンズ(CPBL)
#5 今泉颯太(22)右投右打/トヨタ自動車
#10 谷口朝陽(20)右投右打/西武
#19 リベルタ ジェイコブ(23)左投左打/University of Hawaii at Hilo(ハワイ大学)
#20 グレアー ジェイレン(23)右投右打/Salem-Keizer Volcanoes(米独立リーグ)

【外野手】
#8 右田稜真(23)右投右打/Honda
#9 ケビン ワトソン Jr.(25)右投左打/Gastonia Ghost Peppers(米独立リーグ)
#12 許庭綸(19)右投右打/中信兄弟
#16 仲三河優太(22)右投左打/西武
#18 テネロヴィッツ ロビー(29)右投右打/San Diego Padres(MLB ※2A)
#23タカクス アーロン(27)右投左打/Houston Apollos(米独立リーグ)

打撃陣は強力だ。11月30日現在、チーム打率.348、本塁打6本、打点40と他を圧倒する攻撃力を見せつけている。既に2本塁打を放っているテネロヴィッツ(パドレス2Aほか)を筆頭に外国選手たちが強打を発揮する中で、レキオスの日本選手で唯一本塁打を放っているPanasonic1年目捕手・宮崎恭輔(23/慶應義塾大)に注目した。

Panasonicから参加の宮崎恭輔
チームのHPでは「強肩強打の若大将」と紹介されている

「チームからは『とにかくたくさん試合に出て経験を積んでこい!』と言われてきました。打撃では長打率を上げて、OPS(出塁率+長打率)をあげたいので、とにかく強いスイングで内外野の間を抜いていくような打球を打ちたいので、そこをテーマにしてやっています」

11月30日現在、5試合に出場して6安打の宮崎だが、そのうち5本が二塁打以上の長打となっており、自身のテーマをしっかり体現している。

「守備では、僕自身(Panasonicでは)キャッチャーで出る試合が少なかったので、捕手としてのゲーム運びだったり、キャッチングの技術を上げていきたい。そう言う部分は試合の中でレベルアップしていかないと、試合では通用しないと思っているので、そこのレベルを上げていきたいと思っています。あとは走塁も打球判断の部分を課題としているので、走攻守でそれぞれテーマを持ってやっていきたいと思っています」

実戦での経験だけではない部分でも刺激を受けている。それは試合後に行うミーティングでの外国人選手たちの発言内容だ。

「試合中もなんですが、試合後の意見交換がすごい活発なんです。日本だとそういうときには反省点を話すことが多いと思うのですが、彼らは『いいことはいい』とみんなの前ではっきり指摘する。他の人から指摘されることで、その選手は自信にもなりますし、他の選手は『自分もやってみよう』と活性化にもつながるなと思ったので、『いいことはいい』とちゃんと言わないとなって思いました」

様々なバックボーンを持った選手が一同に集うジャパンウィンターリーグ。今回取り上げた池村と宮崎が、それぞれで感じた刺激をどのような形でプレーにつなげていくのか、この先も必見だ。

池村(左)と宮崎(右)JWLでの経験を来季の飛躍につなげたい

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