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「その姿勢大丈夫?」 キャリアコンサルタント試験面接対策

前回お話しました「ゆっくり話す」はいかがでしたか?

「ゆっくり話す」は一見簡単に思いますが、身につけて自然にできるようになるのは容易ではありません。

面接の冒頭は「ゆっくり話す」に意識が集中しているからいいですが、15分間続けることが難しいです。

冒頭の導入段階こそ「ゆっくり話す」は十分意識されているものの、次の傾聴段階に入る頃にはクライエントに引きずられたり、また緊張しているせいもあり、すっかりペースを乱してしまう方が多く見られます。

まずは「ゆっくり話す」をマスターし、その後基本スキル、基本姿勢を身につけていけばきっと手応えを実感できると思います。

何度も練習して、からだで覚える位やってみましょう。


「ゆっくり話す」については質問をいただくことがあります。

質問1:「ゆっくり過ぎないですか?」

質問2:「クライアントが早口だとどうするんですか?」


【質問の回答】

「少し遅いと感じるスピードがいいと思います。引き続き「ゆっくり話す」を意識して練習しましょう。」

また、クライアントが早口だからといってコンサルタントも早口で話すとどうなりますか?

早口のクライアントにもゆっくり話して、落ち着いて話してもらうこともコンサルタントとしては大事なことです。

「ゆっくり話す」、心配しないで練習してください。

ロールプレイ勉強会の話をします。

最初は、早口、声が小さい、会話が中断してしまう方が、「ゆっくり話す」を何度も何度も練習すると見違える姿になります。
「ゆっくり話す」ことで、話すスピードはもちろん、声の大きさ、会話のリズムが格段に良くなり、会話の立ち往生は少なくなります。

ロールプレイ最初の自分と何度かロールプレイを繰り返した自分を動画で比べてもらうとよくわかると思います。

面接が苦手な方、面接であがってしまう方、是非「ゆっくり話す」を練習してその効果を体験してみてください。

合格の一歩②からは傾聴スキルが登場します。

合格の一歩②をお話する前に傾聴についておさらいをしましょう。

傾聴とは、「傾けて聴く」と書くように、心を傾けてしっかりと聴くということです。

クライエントの話を聴く時に大切なことです。

心を傾けて聴こうとすると、自ずと体も傾けて聴こうという姿勢になります。

椅子に深く座って背もたれに寄りかかる姿勢は✖️です。

椅子に深々とは座らず、背もたれを使うと踏ん反り返った印象を与える場合がありますので気をつけください。

背筋をまっすぐ伸ばし過ぎると威圧感がありますので、若干前かがみの姿勢がいいでしょう。

【姿勢に気をつける】
合格の一歩②は、「姿勢に気をつける」です。

「姿勢に気をつける」は、面接開始と同時にやってきます。

「椅子に座る姿勢に気をつける」ことです。

そんなこと?

そう思う方いませんか?

椅子に座る姿勢は、傾聴の姿勢と言えます。

傾聴の姿勢を型として身につけると傾聴スキルも自然に出てくるものです。

そして何よりも、面接が苦手な方は、決まった型を学び実践することで、あがりから解放されて良い結果が出るものです。

これは傾聴スキルと言うよりは、傾聴姿勢です。

前回のポイント「ゆっくり話す」、今回のポイント「姿勢に気をつける」は面接を開始する時に気をつけるポイントです。

この二つのポイントは意識して取り組み、マスターしてください。

※一人で学べる面接対策教材(キャリアカウンセリング導入から終結までのすべての対話例に、詳細な技法、解説、困った時の一言を収録)こちらの記事もご覧ください。



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