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私の面接試験体験より キャリアコンサルタント試験面接対策

皆さん、こんにちは。
本日は面接対策として私の面接試験での体験をお話します。

【クライエントの背景】
私のクライエントは30代女性の設定でした。
傾聴段階でクライエントの話す主訴は次のような内容でした。
・今勤めている会社で異動になり新しい職場に移った。
・なかなか新しい仕事になれない。
・最近では転職を考えている。

クライエントが話し終えて、私から主訴の確認をしましたが、特に異論が出されることなく、そこまでは無難に進んできました。
そして次の段階、質問により問題点を明らかにしようと私から質問を始めました。

【質問により問題点を明らかする】
質問の順番は忘れてしまいましたが、以下のことを聞きました。
・前の仕事内容と今の仕事内容。
・前の仕事は楽しく取り組んでいたか。
・前の職場の雰囲気、人間関係はどうだったか。
・前の職場の人に相談したりしてみたか、またそこに相談できる人はいないか。
・同じ会社の中に相談できそうな人はいないか。
・人事に相談してみてはどうだろうか。
・今の仕事はどんな点で困っているのか。
・今の職場の雰囲気、人間関係はどうか。
・今の職場の人に相談できないか。
・家族はいるか一人か。

質問は開かれた質問を中心に進めましたが、腑に落ちない回答が多くて困ってしまいました。

どういうことかと言うと、質問を重ねると、普通はだんだん問題の全体像が見えてくるものですが、それがほとんどなかったのです。

【明らかにならない問題点と焦り】
今の仕事は努力するけどなかなか慣れない。
職場の人間関係、雰囲気は良いというので、仕事のことで相談してみたかた聞くと、していないという返事でした。

それでは仕事仲間に相談をしてみてはと提案すると、それはできないと言います。

会社の中に相談する人はいないと言うので、社外に目を向けようと思い、家族がいれば相談できないか聞きましたが、それは難しく、しかも仕事以外の友人で相談できそうな人はいないという話で、それも空振りでした。

「では、どうしたらいいと思います」と、聞くしかないなと頭の片隅で考えている時に時間切れとなってしまいました。

【面接終了の口頭試問】
すぐに試験官より口頭試問が開始されました。
よくできた点、できなかった点を話すよう促されました。
事前に試験対策で準備していたセリフをベースに話しました。

「クライエントの話を積極的に聞いて、より理解しようといろんな角度から質問をして、クライエントに考えていただいた点はよくできたと思います。しかし、クライエントの抱える問題点を明らかにすることはできませんでした。もう少しカウンセリングプロセスを進めて目標の設定くらいまで行きたかったのですが・・・、そこができなかった点で、心残りです。」

私の話を聞きながら試験官がメモをとり、うなづいていたのをよく覚えています。

その後2つ程質問がありましたが、事前に準備した回答に当日のロールプレイでの内容を加味し修正して話しました。

試験直後はダメかもしれないと思いましたが、結果は合格でした。


【意外と重要な口頭試問】
面接で上手くいかなくても、最後まで諦めず、口頭試問で上手くいかなかったことを取り上げて話したことは功を奏したのかもしれません。
面接対策では口頭試問の対策も忘れずに準備してください。


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