【直前面接対策】遠距離介護逐語訳より キャリアコンサルタント試験面接対策

国家試験が迫ってきました。
本日は【いつでも どこでも 一人で学べる！独学教材】の中から、キャリアコンサルタントとクライエントの逐語訳をご紹介します。
学習にお役立てください。

ロールプレイ冒頭の導入・傾聴場面です。

CC1 はじめまして、CCの○○です。
CL1 △△です。よろしくお願いします。
CC2 △△ですね。今日はよくいらっしゃいました。
CC3 キャリアコンサルタントは守秘義務がありますから、安心して何でもご相談くださいね。
CL2 はい、分かりました。
CC4 今日は、どのようなご相談ですか？
CL3 私は45歳で、東京にある機械メーカーに勤めています。
(CC) はい、はい・・・　　機械メーカーに・・・
CL4 私の生まれ故郷は愛媛県の小さな町で、そこに私の両親が2人で住んでいます。
(CC) ええ、・・・愛媛県に・・・両親が住んでいる
CL5 実は、母が最近足が痛いと言うようになって、あんなに活発だったのに、外に出ることが少なくなってきているようなんです。
(CC) うん、うん、足が痛い・・え～、え～・・・外に出なくなって・・・　　
CL6 父に話を聞くと、毎日欠かすことのなかった朝の散歩も行く回数が減ってきたらしくて心配で。
(CC) う～ん・・・　え～、え～・・・心配なのですね。
CL7 先日も母と電話で話して、あれだけ好きだった月１回の俳句の会にも最近行ってないと言うのです。トイレが近くなってみんなに迷惑がかかるからと・・・
(CC) はい、はい・・・・うんうん・・　行ってない・・・迷惑がかかるから・・・
CL8 離れているから何もしてあげられなくて・・・
(CC)う～ん・・・何もしてあげられなくて・・・
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CL12 これから親のこと、どう面倒見ていこうか、特に母のことどうしたらいいかと思って悩むんです。
(CC) うんむん・・・え～、え～　　悩むんですね。
CL13 （沈黙）
CC5 ・・・・・・そうすると
CC6 今日のご相談、今お話しされたことでよろしいでしょうか？
CL14 はい、こんな状態で、これからどうしたらいいかと思って・・・
CC7 う～ん　　分かりました。
CC8 では、今日のご相談は・・・・・・

【解説】
CC2  ラポール、名前を呼ぶことで距離を縮めます。クライエントが名前を言ったら必ず名前を呼ぶようにします。

CC3  ここはオプションですが、入れて安心感を与えましょう。

CC4～CC7 
傾聴により、CLから信頼（自分のことを真剣に聞いてくれる人）を得ることが大事です。
相槌（はい、ええ、うん）、単語の繰り返しが基本。
これらは、CLの話にかぶせて行うので、軽くタイミングよくがポイントです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　
短い繰り返し（単語の繰り返し）は、
１）感情表現はかならず
２）キーワードに対して
短い繰り返しは、相槌の単語版と考えます。
だからかぶせて、タイミングよくです。
また意味合いは、CC自身が理解しましたよ・・・とCLに伝える感じです。
CLの言ったことの要約は難しい、切れ目がなかったり、無理に入れると不自然になることがよくあります。
だから単語の繰り返しは大変有効です。

CC8  この言葉で主訴の確認をすることを宣言します。
そして、クライエントの話したことを要約します。

【ご紹介】
ご紹介した逐語訳【いつでも どこでも 一人で学べる！独学教材】はキャリアカウンセリングの導入から終結までの基本の形を身につけるための面接例です。
面接試験ではさまざまなテーマでロールプレーが行われますが、その中でも頻出項目と考えられる介護についての相談をテーマに作成しました。
会話は少し解説調なところがありますが、話し言葉はもっと柔らかく、つなぎの言葉が入っても良いです。
また内容については模範的な内容というよりも基本に沿っていろいろな変化を入れたものです。
具体的には沈黙やクライエントが少し反発的な反応をする場面も入れています。
それにどう対応するかも参考にしてください。
この会話はセリフと考えて全部暗記するぐらい繰り返し声に出して徹底してみてください。
クライエントのセリフに対してコンサルタント部分が展開できるか確認してください。
皆様の合格をお祈りしています。