【詩】30
30歳の誕生日を迎える。
自分ではどうでもいいこと。
明日からもなにも変わらない。
だが周りからあれこれ言われると、大仰なことのような気がしてくる。
サンダルをペタペタと踏み鳴らしながらいつも通り、こうして詩を書いている。
文を書いている。
鳥の囀りは昨日と変わらないが、彼らも歳をとり、また私も同じだ。
信号の青いランプは煌々と輝くが、近くにいくほどぼやけて見える。
わかるようで遠のいていく。
そしてまた、次のランプが近づいてくる。
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