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【首相動静2024】腐りきった政治家ども、地に墜ちよ!

▲トップ画像~細田・安倍会長時代に始まった自民党安倍派の裏金=キックバック事件の全体図(2024/01/17放送のTBS報道特集1930より)

「岸田の乱」で形勢逆転をねらったが

岸田文雄首相は酒豪で知られるが、財界人や芸能人との派手な宴会を好んだ安倍晋三元首相とちがって、夜の動静に面白みはまったくない。
まるで、会社の総務・経理部スタッフのタイムカードを見るようだ。
 
1月26日、自民党裏金疑惑が焦点となる国会本会議の日も、午前8時20分に首相官邸に“出勤”し、国会出席や諸々の会議を経て、午後6時25分には首相公邸に“帰宅”している。
 
思い返せば、昨年末、自民党派閥パーティの裏金=キックバック事件が露見してから、彼は苦虫をつぶすような表情ばかりしていた。

(↑)なんともやる気のない表情を浮かべる岸田首相――昨年12月12日、「東京新聞」は次のように伝えている。≪岸田首相は「マイナンバーカードはデジタル社会における公的基盤だ」と強調。「国民の不安払拭のための措置を踏まえ、予定通り、現行の健康保険証の発行を来年秋に終了し、マイナ保険証を基本とする仕組みに移行する」と述べた。≫――→国民が不安に思うのは、紙の健康保険証を廃止することなのに、岸田首相は、国民がいやがる理不尽な政策をしれっと行なう特異の政治家である。(画像は翌朝のTBSウェイクアップニュースより)
(↑)1月26日、国会本会議場に着席するや、岸田首相は何を思うのか、一人ほくそ笑んだ。(2024/01/27放送のTBSウェイクアップニュースより)

ところが、「岸田の乱」(1月18日夜、自派解散を突然予告)でふっきれたのか、上掲画像のように、彼は1週間後の本会議場で一人笑みを浮かべ、上機嫌な様子だった。
 
そして、やがて下されるであろう検察審査会の裁定までは、疑惑の渦中にいるはずの自民党安倍派“5人衆”も、本会議場で“よかったな”“助かりましたよ”などという内なる声が聞こえてきそうなほど、はしゃぎ、喜びあっていた。
 
岸田首相も自民党総裁としてトップの責任があるはずだが、大金まみれの腐りきった政治家どもも、何のお咎めもなしに、(東京地検特捜部の事情聴取だけで済み)よかったよかったと恥ずかしげもなく喜びあうという図は、どう考えても異常だ。
 
そこで、自民党安倍派“5人衆”の腐臭ふんぷんたるショットの数々をご覧いただく。

次回選挙では落選させたい議員として、記憶にとどめておきたいからだ。
(画像はすべて2024/01/27に放送されたTBSウェイクアップニュースより)

自民党安倍派“5人衆”の高笑い5連発!

(↑)安倍元首相の腰巾着だった萩生田光一議員は、統一教会との癒着疑惑をかわし、<萩生田帝国>と呼ばれる地元の八王子市長選を制し、おまけに検察のお咎めなしとくれば、我が世の春の感がきわまったか。それにしても、総理のキングメーカーを自負する麻生元首相との固い握手は、なんとも気色悪い。
(↑)小粒でもピリッと辛いのなら分かるが、ただただ小粒なだけの世耕弘成議員が子どものようにはしゃぐ姿を見ていると、こちらが恥ずかしくなる。
(↑)コロナ対策で全国に顔を売ったものの、事務所スタッフへのパワハラや、愛人を秘書にして外遊に同伴などの醜聞が週刊誌で報道され、いっきに評判を落とした西村康稔議員。となりの“上から目線”の冷却答弁で知られた加藤勝信元官房長官の笑いも気になる。ちなみに、この二人、ともに東京大学卒という陰の大派閥“赤門派”の先輩・後輩にあたる。
(↑)この高木毅議員という人物のことは正直よく分からない。“原発銀座”の福井県選出というだけに原子力関連の委員長などを務めているが、野党との折衝にあたる国対委員長としての功績が党内で高く評価されているらしい。裏金はどこからか、電力会社かそれとも……想像がつこうというものである。
(↑)松野博一議員というのも得体が知れない。祖父、父とも議長や大臣を歴任した政治屋稼業の三代目、衆院8期連続当選の大物だが、官房長官として答弁するときは常に目が泳ぎ、のらりくらりと記者の質問をかわしていた。それにしても何がこんなに嬉しいのだろう。
(※この画像のみ2024/01/28放送のTBSサンデーモーニングより)
(↑)松野議員、本会議場では高笑いだったのに、本会議終了後の記者会見(疑惑発覚後の初会見)では、トレードマークの薄ら笑いに戻っていた。映画界を志望して早稲田大学(法学部)に進学したそうだが、大手メーカーLION勤務、松下政経塾の塾生を経て、結局は政治屋稼業を継ぐことになった。

「朝まで生テレビ」ではっきりした野党共闘のまぼろし

1月26日の国会本会議は、大相撲中継のためと称して、またしてもNHKは放送しなかった。

その代わりと言ってはなんだが、翌27日未明、テレビ朝日は「朝まで生テレビ」をフル中継した。

(↑)1月27日未明に放送された「朝まで生テレビ」の「激論!政治改革」。司会者が「検察はなぜ3千万円を基準に起訴不起訴を決めたのか」というもっともな疑問を執拗に持ち出したため、論議は空転してしまった。

「朝まで生テレビ」は、昭和に始まったテレビ界のレジェンドだ。

<原発>に関する大論争では、『東京に原発を!』の著作で注目された広瀬隆さんが原発反対の論陣を張り、対決するは東京電力の幹部たちによる、文字どおり緊迫した「激論」だった。 

思えば、この放送回が「朝まで生テレビ」のハイライトだったように思う。

あとは、言葉尻をつかまえての言い争いばかり、司会の田原総一朗氏の独りよがりの進行が鼻について、見るのをやめていたが、今回はなんとなく見てしまった。

 相変わらず、司会者の“老害”(失礼!)が目についたが、それより困ったのは、自民・公明はほうっておくとして、立憲・維新・国民の共産を除く野党は、共闘などまるでやる気なし、維新に“転職”した音喜多駿がギャアギャアわめく声が耳障りなだけだった。

☛田原総一朗と音喜多駿の“激論”はこちら(東スポWEB)

――今回も長々と書いてしまいましたが、残念ながら“数は力なり”の現状にあって、野党は部分共闘すらできず、金まみれの自民党独走を許しているようでは、ニッポン終わるなと思ったしだいです。

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