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スマートスタジアム バスケットボール編

 サッカー、野球に続き、バスケットボールでのスマートスタジアムの事例です。サッカーや野球に比べてまだまだ事例は少ないですが、Bリーグの盛り上がりを見るに、これから大いに進化する可能性を秘めています。

仙台89ERS | ゼビオアリーナ仙台

 2019年9月28、29日に開催された仙台89ERSのホーム開幕戦において、弊社が開発した『Juwwa(ジュワ)チャット』を世界で初めて導入していただきました。

 Juwwaチャットは観客が同じ空間と時間を共にする他の観客と想いや余韻を共有し、さらに自分の席から観ることができないイベントのシーンを画像で楽しんだり、限定情報を得る事ができるチャットツールです。

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 来場者全員で1つのチャットルームに入りますが、個人情報は伏せた形で参加でき、悪意ある言葉や画像は投稿できないようになっています。LINEのオープンチャットと似ている部分がありますが、Juwwaチャットは実際にその場に来た人、同じ試合を見に来ている人しか参加できない仕組みになっています。

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試験的に、全座席にNFCタグを内蔵したステッカーを貼らせていただきました。


アルバルク東京 | アリーナ立川立飛

 アルバルク東京は2019年6月19日、IoTを活用したスポーツ観戦における「楽しさ、ファンエンゲージメントの見える化」に向けた実証実験を行いました。

 観客の試合やチームへの満足度や、再来場期待を持っているかについて把握する手段がまだまだ少ない中で、IoTなどを活用して観戦者の集中度、熱狂度、満足度などを定量化する手法の開発を進めているようです。

アルバルク東京ウフル

出典:https://robotstart.info/2019/06/20/iot-sports-engagement.html?fbclid=IwAR1k8aZmaHtoNy6A6DlhVPOLOBKi_KEzYqijWnzAk2_eIetICI9uERJ9HKc


Phoenix Suns (NBA) | Talking Stick Resort Arena

 会場に集まったファン限定の【60秒間ライブオークション】を展開するニュージーランドのスタートアップであるDROPIT社は、アメリカ・NBAに所属するPhoenix Suns(フェニックス・サンズ)と3年間のパートナーシップ契約を結びました。


 スポーツ観戦中の「スキマ時間」をファンが熱狂するような時間に変えることに取り組んでおり、こちらの動画の通り、非常に面白そうです。

 試合会場にいてアプリに登録している人なら誰でもオークションに参加できますが、DROPITのオークションは値段が上がるのではなく、時間の経過に伴って値段が下がる仕組みです。待てば待つほど安くなりますが、待ちすぎると誰かに先を越される、という非常にスリルのある”逆”オークションとなっています。

おまけ | 千葉ジェッツふなばし

 まだ事例ではないのですが、Bリーグで最大の集客力を誇る千葉ジェッツふなばしが資本提携でミクシィの傘下に入り、民間投資で1万人収容のアリーナ建設を発表しました。ミクシィというIT企業が主導となって民間投資でという、つまりはITを駆使したバスケットボール観戦に最適なアリーナが出来ることが予想されますので、今後の動きを注視したいと思います。



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