老後資金の柱って?
「稼ぐ」ことや「投資」することに関心を抱く方は非常に多いのですが、まずお金の出入りを理解していなければ、いくら収入があってもいつまで資産が残るのか想定することができません。
老後の支出は住居費・食費・交際費・医療費・介護費や、企業に勤めていた方が見落としがちな国民健康保険料や介護保険料などさまざまで、必要なお金は個々人によって異なります。
幸せな老後生活を送るには、現在の資産はいくらあるのかを把握し、減らせるところはしっかりと減らし、かけるべきところにお金をかけられる状況をつくること。
将来について複数のストーリーを描き、仮にこうなったらこう対応するという手立てを想像・想定しておくことが重要です。
支出とともに大事なのが、老後生活の中でいったいいくらのお金が入ってくるのかを知ること。
老後資金柱になるのが、退職金と公的年金。
退職金の目安は、お勤めの企業の人事・総務などの担当者に確認しましょう。
福利厚生にまつわる冊子などに、計算方法などの情報があるかもしれません。
公的な制度についての情報を集め、もらえるものをきちんともらうことも大切です。
公的年金は日本年金機構から送られてくる「ねんきん定期便」を活用するほか、専用のサイトで確認する方法もあります。
老齢年金は「老齢基礎年金」と「老齢厚生年金」。
「老齢基礎年金」は20歳から60歳になるまでの40年間の全期間の保険料を収めると、65歳から満額の毎月約65,000円が支給されます。
会社員である配偶者の扶養に入っている方で年収が130万円以下ならば、保険料の支払が免除になります。
受給には、保険料を納めた期間と保険料を免除された期間が10年(=120ヶ月)以上あることが必要。
会社員としてお勤めした期間(=厚生年金の被保険者期間)があって、必要な資格期間を満たした人が65歳になったときに「老齢基礎年金」に上乗せして支給されるのが「老齢厚生年金」です。
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