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#ふとまに 百七

#ふとまに  百七

*読み下し

すのよろは
をけのとんとの
かゆうらに
のりゆみはしら
うたうよろこひ


*書き下し

下の慶は      
朮のとんとの
粥占に       
乗弓走
歌う喜び

*意訳
下々の者たちの楽しみと言えば、
『をけ』という
『穢れを祓う炎(とんと)を焚いて清める儀式』のときに、
『かゆうら』という
『その炎で焼いた餅を粥柱として粥に入れ、餅に付いた米粒の数で占う儀式』とか、
『のりゆみはしら』という
『馬に乗りながら弓を射る競技』とか、
『うた』を詠む歓びとか。

*十楽註
まさに、いにしゑの一般庶民の素朴な『娯楽』が、愉しげに綴られたひとうたです。

私たちの知らない言の葉ばかりですが、何かの隠喩(暗示)である可能性もあり、さらなる研究が必要と思ふてをります。


【参考資料】
①ふとまに解読ガイド
https://gejirin.com/futomani.html

②ホツマふとまにカード128
ふとまに百二十八(ももふそや)歌