夢の報せ
最近、シラセといる夜にあの骨の夢をみる。
うまい別れ方を模索している。
シラセに黙ってあの骨と繋がっている。
もう、徐々に離れようね、とあの骨に告げている。
目が覚めてシラセがいる。
あの骨との時間の先のように錯覚する、違う。
あの骨が記憶から消えない限り、シラセを本当に愛せないような気がする。
私は忘れたいし、シラセが一番だとはっきり言っている。
シラセは過去は消えないし、自分のなかに生き続けると言う。
今は永遠じゃないという。終わりは必ず来ると言う。
現実は終わり、幻想は続くのだろうか。
過去は愛おしくなればいい。
風化されて丸くなればいい。
でもそうじゃない。
あの骨は私にとってはもう幻想の悪夢。
夢の中で迫って来る。
何もなかったかのように。
愛されているのが当然のように近づいて来る。
悪夢でしょう。
一旦愛したものは、愛しいものとして自分の中に残る?
全てにおいてシラセは豊かだ。
シラセが羨ましい。
シラセが好き。
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