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福祉住環境コーディネーター2級 歩行器

 前回は杖について紹介しましたが、今回は移動補助の中でも歩行器ついてまとめたいと思います。

歩行器・歩行車の種類と特徴


固定型歩行器
・フレームを持ち上げて移動するタイプ。持ち上げた際に体のバランスを保つ必要がある。


交互型歩行器
・フレームを片側ずつ動かすことで、持ち上げる負担を軽減。

交互型・固定型どちらもみかけは似ています。


二輪歩行車(キャスター付き歩行器)

・前脚に車輪がつき、全体を持ち上げる必要がない。

前輪がついたタイプ


肘当て付き四輪歩行車
・前腕を乗せて操作するタイプ。上肢での免荷機能があり、脳血管障害や下肢機能低下の患者さんに用いられることが多い。主に施設内での移動や歩行訓練に用いる。


※歩行器・歩行車の注意点・杖より安定性は高いが、段差や狭い場所で使用することが難しく場所を選ぶ。・歩行車は車輪があるため軽い力で操作できるが、転倒するリスクがあるため注意が必要。


シルバーカー
・自立歩行が可能な高齢者向け。屋外での買い物や散歩で使用。
・座面付きのものもあり、疲れた際に座れる。
・歩行器・歩行車と異なり、身体を支える機能はない。


 利用者の身体状況や使用環境などを考慮し、本人の使用感や専門職の意見を参考に評価を行いながら選ぶ必要がある。

今回はここまでです。ありがとうございました。

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