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『さくらのこと』4章 季節の風物詩

4節 季節の風物詩

会議が終わり、買い慣れない菓子折りを渡した後、
考えた。
「あ。誰の顔も覚えていない」
そんなもんなのか。逆を言えば陣営皆様はどう思ったのか。
わからん。分かるはずも無いか。

その時にメッセージが鳴った。
(JATAちゃん。最近どう?明日暇?)
そう。たまに来るこれらの何通かのメッセージ。
私と友達はこの四季折々にくるメッセージをふざけて
「季節の風物詩」なんて呼んでいた。


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