アメリカの人々が変わるとき!!【グローバル化に対する怒りと将来への不安】
皆さん、こんにちは
お元気ですか?
私はラスベガスに住んでいます。
昨日は、ラスベガスで面白いフェスティバルがありました。
中世ヨーロッパのフェスティバルです。
中世の騎士などをモチーフにしたフェスティバルです。
それぞれがその当時の格好をして、昔のヨーロッパにロマンを感じる人たちが集まるのでしょうね。
武士道にロマンを感じるかのようです。
私は、たまたまブレイブハートのスコットランドの兵士の格好をしてフェスティバルに参加しに来た空軍兵と話す機会がありました。
彼はもうすぐ、韓国の基地に行かなければいけないと言っていました。
国を護るってことは多くの人々の働きで成り立つものですね。
彼のスコットランド兵のメイクで彼の先祖もスコットランドなのか?とちょっと疑問に思って聞いてみました。
するとイタリアからの移民の先祖と言っていました。
いろいろ話したので、なぜそのような話になったのか忘れてしまいましたが、彼のある認識に驚かされました。
イエス・キリストを殺害したのは、ローマ兵でイタリア人だということでした。
そうなのか???
非常に驚きました。
ここまでも歴史認識って様々な違いがあるのかと考えさせられました。
私の理解では、ユダヤ教のラビとか、その信者がイエスを殺せとそこを統治しているローマ人のピラトの前に連れ出したということでした。
実際に十字架にかけたのは、ローマ人ですが、十字架にかけるように仕向け、原因を作ったのはユダヤ人です。
アメリカ人にとって、キリスト教の理解ってとても重要なはずですが、この部分にもいろいろな認識があるのですね。
そして、先週末に義母が遊びにきてました。
そして、イスラエルーハマス戦争の話になって、イスラエルは神の国のなのよと言っていました。
イスラエルの極右政治家や政権の存在やイスラエル兵たちがガザ地区で行っている蛮行などを知ってみるとそのようなことは考えられません。
モラルとして、受け入れられません。
アメリカの天皇陛下みたいな存在が、イエス・キリストです。
アメリカの象徴です。
アメリカの象徴が、失われていっています。
これからいろいろと今までの闇の歴史に、光が照らされて明らかになっていくのでは?と考えさせられます。
そうでなければ、アメリカの分断は終わりません。
このままいけば自滅です。
アメリカが潰れれば、中国が影響力を伸ばしていき、世界秩序の急変が起きます。
世界秩序が変化していくことは仕方ありませんが、急変すれば人々がついていけません。
混乱し、腐敗し、不信の世の中になり、戦争が絶えなくなります。
もし、このアメリカがまともになっていく方法があるとすれば、私見としては義憤心ではないかと思っています。
数日前に、私の友人と怒りについて話をしました。
彼は先祖が十数代も真言宗の僧侶の家系で、その影響かいつも話はあたかも悟りを開いているかのようです。
彼が言うには、怒りは自らの損失につながるものだから怒ることはマイナスであると話しています。
私自身の身の回りにどうしようもない出来事も起こってしまうからそれに対してイライラするのはマイナスであるとの悟りです。
確かに、その一面もあります。
しかし、私はちょっと納得いきません。
私は、どちらかと言えば情的な性格をしています。
ですから、怒りで失敗することもありました。
しかし、度を過ぎるとマズいことも体験してきました。
私は、義憤心ってとても大切なエネルギー源だと思っています。
自制を失わないで、冷静な義憤心を持ち続けることって自らの限界を超える重要な糧だと思っています。
アメリカ人ってそのようなこと分かる人もいます。
しかし、自制を勘違いして、薬物とか快楽に走りすぎて没落していく人も多いですけど…
このイスラエルーハマス戦争は、アメリカに大きな影を落としつつあります。
このような事件や記事がありました。
シカゴの郊外に、リトル・パレスチナと言われている街があるそうです。
そこでこの事件が起こりました。
犯人のジョセフ・クズバは、71歳で元空軍兵です。
信仰的なキリスト教徒だったそうです。
この男が、6歳の男の子をイスラム教徒ということで26回もナイフで刺し殺害しました。
その母親も十数回刺されて、重体だそうです。
狂ってます。
どれだけの怒りや憎しみがあれば、6歳の子供を26回もナイフで刺すことができるのでしょうか?
この男の個人的な歴史は全く知りませんが、人間として信じられません。
ちょっと驚いたことのおきています。
あの有名なハーバード大学のイスラム教徒の学生のクラブが、パレスチナ寄りの声明を出しています。
このイスラミック・スチューデント・アソシエーションというのは全米のすべての大学にあると思います。
私がロサンゼルスにいたときには、UCLAのこのクラブに何度か出向いてお話をしたことがありました。
彼らは頭がいい人たちが多いのが、印象的でした。
遊び惚けているアメリカ人の学生よりも、真剣に将来や過去の歴史を考えていますからね。
アメリカの分断は、すでに政治的な状況だけではありません。
もう一度、歴史を省みて、反省し、智慧を得て、復活することを願うばかりです。
歴史をもう一度、懐古しなければいけませんよね。
なぜ、アメリカがアメリカの象徴を失っていったのか?
ユダヤ・キリスト教文化って、本質は何であるのか?
この作られた造語を???
また、経済的にも分断は止まりません。
グローバル化に対して、怒りが爆発しつつあります。
その一つが、UAW(全米自動車組合)です。
フォード、GM,ステランティスの三大アメリカ自動車会社の従業員たちがストライキを始めて久しいです。
EVを推進するアメリカが、将来的には従業員を解雇していくことが明らかだからです。
給料を上げることも重要ですが、将来の職が失われていくことに対する不安が払拭できないのでしょう。
英語は世界共通語です。
ですから、グローバル化していけば、必ず英語を通してカスタマーサービスとかになっていきます。
アメリカのカスタマーサービスは、最低です。
大体、客の対応を訓練されてない英語を話す人が雇われています。
最近では、フィリピン人とかインド人とかがカスタマーサービスで対応してくれるのですが、本当に最悪です。
これだけでもグローバル化の恐ろしさを感じます。
人の対応において、心がないのです。
ロボットと話しているのと変わらないから、何も解決ができないし、心のない冷たい反応しかありません。
このUAW(全米自動車組合)の人々も、自動車会社のトップのほうは調子のいいことを言いますが、最終的に損切りであることを知っているからこのストライキは会社を潰す寸前まで続くのではないでしょうか。
これらは彼らの怒りです。
このようなストライキが、いろいろなところで始まっています。
グローバル化=心のない世界=個人の世界
この図式は、特に問題があった時に極端に表れていきます。
心あるグローバル化、愛のあるグローバル化などなどが実現できるのでしょうか?
もし、実現できるのならば…
分断が始まったところまで過去に戻って、そこを誤って認識から正さないと再出発できませんよね。