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観察スケッチミートアップ @ THE GUILDに行ってきた!

観察スケッチとは

西東京の店舗設計デザイン事務所OFFRECO代表のヤマシタマサトシさんがノートで紹介していたデザインの筋トレです。やり方はかんたん。

1日に1個で良いから、何か1つのものをじっくりと観察してスケッチする。

このノートがきっかけで #観察スケッチ というハッシュタグが生まれ、毎日たくさんの人が何かを観察し、スケッチしてTwitterにアップしています。

そしてミートアップがひらかれた

これに熱中しているTHE GUILDの@GoAndoさんの呼びかけで記念すべき第1階のミートアップが2018年4月22日(日)に開かれました。

当日は以下のような流れで進みました。

当日の流れ
14:00 開会挨拶
14:10 自己紹介
15:00 お菓子食べながら観察スケッチ
17:00 スケッチ見せっこ
18:00 解散


自己紹介

事前に主催の安藤さんから一枚の自己紹介と今までに書いたスケッチを提出するように言われていました。

それを元に一人ひとり、自己紹介していきます。
ここでスケッチと顔が一致したのがとてもよかったです。
「あ、この人がこのスケッチをかいているのか!」とか、「このスケッチはどうやって書いたんですか?」とか会話のきっかけになりました。


スケッチ

ここから本題のスケッチです。お題は各々持ってきたものを自由に書き進めます。

他の人のスケッチを見に行ったり、お菓子食べたりしながら2時間ぐらいかけてやりました。 

途中で見せっこしたり、

シーンと集中して書いたり、

おしゃべりしたり、

THE GUILDのオフィスを見学したり、

ベランダはバーベキューができるぐらい広く、発表会の後は1時間ぐらい皆で語り合いました。


発表会

2時間のスケッチの後、いよいよ発表会です。
どのスケッチも観察する場所が皆それぞれで個性が出ていました。
対象物の長さを測った人。
機能を観察した人、
耐久性を発見した人。
それぞれの視点があり、自分の中に新しい引き出しができていきました。

参加者のスケッチはツイッター上で #theguild_sketch のハッシュタグをつけて公開されているので、ぜひ見てみてください。


全員の発表が終わった後、ヤマシタマサトシさんから講評がありました。
かんたんにまとめると以下のような感じです。

今回はプロダクトを対象にした人が多かった印象がある。プロダクトを観察すると、製造方法、材質などさまざまなことに想いがめぐると思う。人体の寸法は変わらないので、使い方が自ずと決まってくる。
ヤマシタさんの場合は、自分だったらどう作るのかを考える。例えば、修正テープだったら、実際は消す面が細いけど、10センチ幅にしたらどうなるか? のように、極端に大きくしたり小さくしたりした場合を想像するとより発見があるのではないか。

観察スケッチをする人に向けて3冊の書籍が紹介されました。

『THINGS COME APART』

この本はあらゆる工業製品を分解して、そのパーツを並べて写した作品が多数収録されています。
観察スケッチでは分解することが多いですが、なかなか自分では分解しにくいiPadなどの高価なものが分解されていて、とても刺激的な内容になっています。

『考えなしの行動』

1冊目のTHINGS COME APARTが物体を見ている反面、残りの2冊は気づく精神面を養うものかもしれません。
米国のデザイン・ファームIDEOディレクター、ヒューマン・ファクター専門家であるジェーン・フルトン・スーリが日常に潜む発見をまとめた本。無意識に過ごしている情景でも発見を得られるようになるかも? 『観察の練習』に似てる本です(観察の練習の紹介記事はこちら -> 『観察の練習』を読んで観察の練習をしてみた)。

『Janfamily: Plans for Other Days』

この本は日常の中に潜む発見を芸術的に切り出した一冊。どの作品も日常なんだけど、何か意外性を感じさせるとても不思議な本です。(残念ながら絶版)


以上で観察スケッチミートアップは終了しました。

普段一人でモクモクとやっていることを皆でやると、たくさんの気づきがあり、とても有意義なミートアップでした! これからも観察スケッチを続けていきたいと思います。

素敵な会を開いてくれた安藤さん、参加者の皆様に感謝です!

(カバー画像 by @sorasagano)


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佐藤紘一 / ソフトウェアエンジニア
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